楽したい気持ちが生み出す輸入ビジネス完全自動という幻想

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現役エンジニアが語る!輸入ビジネスをツールで完全自動化という幻想

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ツールを使えばどんな作業でも完全に自動化することができる!ツールを使って月利100万円!

そんなことを語っている人をネット上ではよく見かけます。

これを聞いてあなたはどう思いますか?『そんなことできるならそのツール使いたい!』と思うでしょうか?

わたしは現役のシステムエンジニアで毎日プログラミングのお仕事をしています。だからこそ言いたい、完全自動化は幻想である、と。

ツールで完全自動化は無理?

複数のツールを使っても必ず『つなぎ目』がある

よくツールで完全自動化を語る人がいますが、正直行ってAIでも完成させない限り不可能でしょう。

ボタンひとつを押せばリサーチして儲かる商品を見つけ出し、仕入れて日本に届けて納品、出品してくれる。そしてAmazonのシステムが販売。開発者目線からすると…うーん、こんなシステムは不可能ですね。

これを実現するなら、リサーチツール、商品購入ツール、MyUS転送ツール、商品登録~納品ツール、売上管理ツール、これだけのツールが必要でしょう。

これだけのツールを用意しておき、ツールとツールの間に人間の操作が挟まりますね。

たとえばですが、リサーチツールの結果をそのまま仕入れても良いものでしょうか?商品名などの情報からではその商品が扱える商品なのか判定することはできません。リサーチツールに任せて仕入れをしたら違法なものを仕入れてしまう可能性があります。

プログラムには人間独特の曖昧な判断というものができません。『うーん、あっちにしようかな?こっちにしようかな?』という状況でどちらを選ぶかはプログラム自身では決められないのです。各工程において人間のチェックが絶対に必要です。

…絶対、とは言いましたが、別に違法なもの販売してもかまわないよ、という人は完全自動化できるかもしれませんね。

完全自動化させると柔軟性のないクセのあるツールになる

わたしが完全自動化させることのリスクとして危惧するのは、すべてをプログラムに任せれば任せるほど柔軟性がなくなっていくことです。

プログラムというのはあらかじめ指示された範囲でしか動けません。臨機応変に動くことはできない、でも言われたことは100%遂行するのがプログラム。

輸入ビジネスでは状況に応じて判断が必要なことが多くあります。リサーチ作業においても単純に価格差があってよく売れていれば仕入れることができる、といものではありません。

完全自動化ツールよりも人間に考える余地を持たせたツールのほうが結果的に稼げる可能性は高いでしょう。

ツールでとにかく作業時間を圧縮したい!という気持ちはわかりますが、場合によっては時間をかけたほうが効率的というケースがあるということです。

バグったらぶっ飛ぶ!そしてソフトウェアにバグはつきもの

これはわたしがツールを作成する上での自分の中のポリシーなのですが、『ツールの仕事は出来る限り最小にする』というものがあります。

完全自動化とは真逆の考えですよね。これが開発者目線での理想的な設計思想なんですよ。

プログラムをしたことがなく、常に使う側の立場からすると考えたことはないと思いますが、プログラムにバグはつきものです。ぶっちゃけ100%バグが入り込んでいます。ただ表に出ないだけで。

どんなプログラムにバグが入りやすいか?それは大きなプログラムです。完全自動化するようなツールだと規模が大きいのは間違いありません。それだけバグが発生するリスクも高く、安定して動作しない分だけ機会損失につながります。

プログラムってやつはむずかしいのですよ。たとえば自転車だったらネジを100の力でしめなければならないところ、99でしめてしまってもまず問題はないでしょう。

ですがプログラムの場合、100と99の違いは1か0かの違いであり、全く動かなくなってしまうんですよね。動かなくなるってならまだ救いはあるのですが、『正常に動いているように見える』パターンが最悪で、時間が経ってから問題が出てしまうことがあります。

最悪のケースは何かしら溜め込んできたデータが全部飛んだり、今までずっと利益計算間違っていた、とか、損失につながることがあります。

クラウドワークスなんかでツール開発を依頼していると修正が追加料金になる可能性が高いです。『バグだ!直せ!』と言われても『言われた通りに作っただけで仕様です』と返されるでしょう。

個人で使うようなツールはバグを回避するために規模を大きくしないのがコツです。ゆえに完全自動化はリスクの面からしてもわたしはおすすめできません。

ツールを使って楽に稼ぐのはむずかしいのか?

完全自動化がむずかしいのならば、ツールで稼ぐ事自体むずかしいのでは?と思われてしまうかもしれませんね。わたしの結論としましてはツールなくして輸入ビジネスでは稼げないということです。正しくプログラム・ツールについて理解する必要があります。

プログラムの利用は適材適所

開発者目線からしますと、ツールを欲しがる人はとても極端です。プログラムは願いを叶えてくれるシェンロンのような存在ではありません。

ツールがあれば自動化できる、と思うかもしれません。でもそれは適材適所です。

ツールの役割の基本は『作業効率を向上させる』ということです。なんでもかんでもツール任せ、自動で判別させるというのはむずかしいです。

リサーチツールの中には超高速で価格差があってよく売れている商品を見つけてくれるツールがあります。

こういったツールの仕組みは、ツール開発者が自分でデータベースを構築してあらかじめリサーチを済ませているものです。ツール利用者はそのデータベースを参照します。

こういったツールが非常に多く出回っているのですが、たしかに自動で価格差があってよく売れている商品をピックアップできます。ですが、ツール利用者みんなが同じ結果を見ることになります。

『ずらして使うことが大切』などと言われていますが、はっきり言ってその程度では全然稼げないでしょう。それぐらいのことみんなやってます。

Amazonという太平洋ほど広い海の中、海水浴場で遊んでいるようなものです。そんな狭い範囲のリサーチで稼ぐのはむずかしいのではないでしょうか。

完全自動化すればするほど柔軟性がなくなりライバルと差がつけられなくなり稼げなくなっていく。最後に差をつけるのは人の力です。

作業負荷が減って効率も上がるけど楽ではない

ツールを使えば作業負荷は減って効率も上がりますが、楽にはなりません。楽をしようとすればするほど稼げなくなります。

人は誰でも楽したいものですよね。みんなが避けてしまう苦労するようなところにこそ差別化のチャンスがあると思ったほうが良いでしょう。

わたしはプログラムが得意です。超得意です。国家資格まで持っているほどに。でも完全自動化はしません。というか『あえて完全自動化しません』

輸入ビジネスではリサーチスキルが重要とよく言われますが、わたしが作成したツールはリサーチスキルの向上を阻害させない設計にしています。

まとめ

まとめると下記です。

  • 完全自動化は幻想
  • かならずツールのつなぎ目が存在する
  • 自動化した分だけ柔軟性がなくなる、自身のスキル向上の余地がなくなる
  • 楽したいという考えだと稼げない

輸入ビジネスの作業って単純だけど大変ですよね。特にリサーチ作業はアホみたいに時間を使います。

そんなですから作業を自動化したい!完全に自動化したい!という気持ちもわからないでもないです。でもそれは開発者目線からすると『しないほうがいい』のですよ。

当ブログではツールについて正しく理解してもらうこと、考え方について解説していきますので、参考にしていってください。

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