Amazon販売手数料をプログラムで取得する

Amazonプログラミング入門

MWS APIでAmazon販売手数料の取得をする時の注意点

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今回の記事は開発者向けの方7割、一般セラーの方3割な記事です。

MWS APIを利用することでAmazonにおける販売手数料を取得することができます。

使用するライブラリは、

  • GetMyFeesEstimateResult

使用方法については下記の記事を参考にしてみてください。

販売手数料については、ツールとかプログラムの力を使わない場合には下記手順で求めます。

  1. ブラウザを起動する
  2. FBAシミュレータを開く
  3. ASINを入力する
  4. 検索する
  5. 販売手数料が表示される
  6. 販売手数料を確認する
  7. コピーする
  8. 自分の管理票にペーストする
  9. これを何万~何十万回と繰り返す

かなり細かく書いていますが、人間が行う作業を細分化すると上記です。

これをプログラムに置き換えると、何万~何十万というASINの販売手数料を一括でダウンロードできるようになります。

で、取得できる項目についてなのですが、厳密に言うとMWS APIによる販売手数料はFBAシミュレータの販売手数料とは異なります

MWS APIで取得する販売手数料の特徴は下記です。

  • 重量・サイズが設定されていないASINは取得不可。
  • 在庫保管手数料・長期在庫保管手数料も取得不可。

FBAシミュレータの結果と当ブログのAsinStockerの結果を見比べてみればわかるかと思いますが、月額保管手数料の分だけ差があります。

保管手数料についてはサイズが小さいものであれば無視できるのですが、やたら大きいもので保管期間が長くなるとちょっと無視できなくなってきますよね。

できればわたしとしても保管手数料を取得したいとは思うのですが…MWS APIの仕様上、無理なんです…。

そして、注意したいのが重量・サイズ未設定のASINも手数料取得不可、というところです。

ここがポイントなのですが…これはもしかすると意図的に未設定にされている可能性があります。

  • 重量・サイズが設定されていない場合にはツールで手数料を取得できない
  • 手数料を取得できないと利益計算できない
  • すなわち、重量・サイズを設定していなければツールで儲かる商品と見分けられない
  • …という、商品登録者なりの参入障壁

このように、ツールは儲かる商品を見つけるのではなく、あくまでもデータを効率よく取得できるもの、として捉えておかないと、本当に儲かる商品を取りこぼす可能性があります。

ツールで稼ぐ!ツールで稼いだ!なんて人もいますが、ガチSEから言わせてもらうとそれは幻想ですので目を覚ましましょう。

そういう方はおそらくツールの力以上に光るセンスを持っているのでしょう。SEだから、ツール作れるから、といって稼げるわけではないです。効率は上がりますけどね。

では、ツールで販売手数料を取得できない商品はあきらめるのか?手動でリサーチするのか?という点についてです。

やっぱりそれは面倒ですよね。できればわたしもツールの力でなんとかしたいです。

で、Amazonが公開しているクラスライブラリなのですが、どうもちょっと古いというか、更新されていない感じがします。

GetMyFeesEstimateResultについてですが、すべての項目が表示されていないようです。

たとえば、GetMyFeesEstimateResultでは下記のものが取得できます。

ReferralFee 販売手数料
VariableClosingFee カテゴリー成約料
PerItemFee 基本成約料
FBAFees フルフィルメント by Amazon 手数料
FBAPickAndPack 出荷作業手数料
FBAWeightHandling 発送重量手数料

これを簡単に説明しますと、重量・サイズがわからなくとも、統計を取っていけばある程度販売手数料が予測できる、ということになります。

Amazonのクラスライブラリに頼らず、生のXMLデータをパースする必要がありますね。

まとめ

  • 重量・サイズ未設定にするとツールで販売手数料取得できない
  • カテゴリから予想で算出するしかない
  • 利益計算できなくなるので隠れたお宝ASINになる?
  • APIによる販売手数料取得は月額保管手数料は取得できない
  • Amazonクラスライブラリに頼らずXMLレベルでパースして細かくデータ取得してみる

Amazonのクラスライブラリについてはリファレンスがあり、結構丁寧に作られています。

ですが、どうも最新という感じがしないです。

まぁ別にどうでもいいですけどね。わたしが使用しているのはリサーチのための商品に関連する部分しか見ていない、扱っている範囲が狭いので。

ちょっとばかり古くてもいざとなればXML文書をのぞけばいいだけですし。

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