輸入ビジネスツールで儲ける開発者

ツールについて

輸入ビジネスで絶対に買ってはいけないリサーチツール4つの条件

投稿日:

輸入ビジネスではいかにリサーチの効率を上げるかが利益向上のカギとなります。効率を上げるにはツールを使用することが必須でしょう。

何かいいツールはないかな~と探していると、いつもわたしの目の前に現れるのは毒々しく長ったらしいページ。最速だの完全自動化だの、魅力的な言葉ばかり並べています。

うーん、このツールの仕様で本当に稼ぐことはできるのだろうか…?

と思うことがしばしば。

今回は、そんなわたしが考える買ってはいけないツールについて書かせていただきます。

こんなリサーチツールは買ってはいけない

1.APIキーの設定が不要なもの

Amazonのリサーチツールはほぼ100%AmazonのAPIを使っており、APIキーというものが必要です。

APIキーとは?

Amazonは商品データをプログラムで取得するためのインタフェース、プログラムのためのデータ専用出入り口を持っています。その出入り口を利用するための通行証のようなものです。

APIキーを使わないツールというのは、ツール開発者が持つAPIキーを使ってリサーチしているような作りになっています。

使用者にとっては設定項目がひとつでも減ったほうが使いやすくなるのですが、これには大きな問題があります。ツール開発者があらかじめリサーチしておいた商品データしか見ることができないという問題です。

つまり、他のツール利用者も同じ商品データしか見れないわけです。そんな限定された商品データをたくさんのツール使用者で見ていたら何が起こるでしょうか?

間違いなくリサーチ結果が競合しますね。

そのツールが教えてくれる儲かる商品は他のツール使用者にも儲かる商品として教えてくれますので、仕入れて出品したときには爆発的にライバルが増加するということになります。

ツールがWindowsアプリではなく、ブラウザを使ってwebサイトになっているタイプが特に最悪で、商品データを表示した結果、商品リンクがアフィリエイトになっている可能性が高いです。

ツール購入者を儲けさせるツールではなく、ツール開発者が儲けるためのツールというわけです。

2.最速!を売り文句にしている

最速ツールという売り文句

APIを使ったツールというのはどうしても時間がかかってしまいます。Windowsアプリだと最速で1時間で32,000件の商品の価格データが取得できます。重量やサイズといった商品の詳細データを取得しようとすると1時間で18,000件といったところです。

断言します。これはどうがんばってもこれ以上早くはなりません。上限が決まっている以上、どこのだれのツールが最速だなんて決められないっていうかみんな同じ速度です。

APIを使ってAmazonのデータベースにアクセスするのですが、Amazonもアクセスが集中してサーバをダウンさせるわけにもいきませんので、待ち時間を設けさせるためのアルゴリズムがあるのです。

これはリーキー・バケット・アルゴリズムと呼ばれています。

リーキー・バケット・アルゴリズムとは?

Amazonのデータベースへのアクセス負荷を軽減させるための仕組みです。簡単に説明しますと、バケツに水を貯めるイメージ。バケツに水いっぱい入れて自分のところに持ってくる。こうすることで水を汲む回数が減る→Amazonデータベースにアクセスする頻度が減る→負荷が軽減する、という仕組みです。

さて、そういうむずかしい話は置いといて…

最速のツールを作ることなんて当たり前のことです。最速にできないツールはクソです。そしてどんなに最速を目指しても、リーキー・バケット・アルゴリズムがあるせいで上限に貼り付きます。

最速でないツールは論外としても、どうしても時間がかかってしまうものですので最速という言葉に釣られない(魚じゃなくて)ようにしましょう。

3.完全自動化!とか言っちゃってるやつ

世の中に完全自動化ツールなんていうものは存在しません。人の言ったことは100%やってくれるけど、自分で物事を考えられない、プログラムってそういうものです。どこかで人の手を必要とします。

完全自動化に釣られてしまう(魚じゃなくて)人は、心のどこかに楽をしたいという気持ちが見え隠れします。

楽をしようとすればするほど楽から遠ざかるということを知ってください。

昔の人はこんなことを言っていました。

楽すれば、楽が邪魔して、楽ならず、楽せぬ楽が、はるか楽楽

さらにいうと、完全自動化ほどもろいものもないでしょう。完璧であればあるほど進化の余地がないということを意味します。

リサーチにはある程度、リサーチスキルという商材を目利きする力が必要になります。完全自動化になってしまうとリサーチスキルの向上はのぞめないでしょう。

上記の観点より、当ブログで公開しているツールは人を成長させる余地を残しています。不完全なほうが進化の余地があり、完全自動化の先に進むことができる、という設計思想です。

4.儲かる商品が簡単に見つかる!というツール

儲けたお金を立ててみた

かるく上述していますが、儲かる商品を見つけてくれるツールで儲けることはできません。

なぜなら、その儲かる商品情報は他のツール使用者にも教えているためです。ツールを利用することでの最大のデメリットはこのように他のツール使用者とリサーチ結果が一致してしまう、競合してしまうということです。

わたしの作ったツールは競合を避けるためのツールであり、かつ、儲かる商品を見つけるのではなくリサーチの作業効率を高めるツールです。

儲かる商品が見つかるツールではなく、作業効率が向上するツールを選ぶようにしましょう

まとめ

まとめると下記の通りです。

  • 儲かるツールは儲からない
  • ツールに頼っていると他のツール使用者と競合して儲からない
  • 儲かるツールとは、ツール開発者を儲けさせるツールだったりする

わたしの目から見れば世に出回っているリサーチツールの7割はよろしくない設計であると考えています。

とはいえ、わたしも『ツール開発者を儲けさせるツール』というのは作りたい気持ちでいっぱいです!

ツールを買うぐらいなら、クラウドワークスやランサーズでお好みのツールを開発してもらったほうが良いかもしれません。

だいたいみんな同じようなツールが出来上がると思いますが、他のセラーと競合しないツールを作ることが大切です。

スポンサードリンク

-ツールについて
-, ,

Copyright© 自作ツールと輸入ビジネス , 2024 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.