ツールについて

輸入ビジネスで外注にツール開発依頼する時の相場はいくら?現役SEのホンネとタテマエ

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輸入ビジネスで作業効率をあげたいと考えた時、自動化は避けて通れない道です。

自動化をするには2つの方法があります。人に作業をさせるか、ツールに作業させるか。

圧倒的にコストが安いのがツールです。ツールは一度作り上げてしまえば、ランニングコストがゼロですからね。

ツールを利用した上で、さらに人にツールを使わせる、これが一番良い方法でしょう。

では、いったいツールをクラウドワークスやランサーズに開発依頼したとき、いくらぐらいかかるのでしょう?いくらで依頼すれば作業を請け負ってもらえるのでしょう?

今回は、現役のシステムエンジニアがリアルな相場・金額について書かせていただきます。

ランサーズやクラウドワークスでツールを開発する時の相場は?

ざっくりとランサーズやクラウドワークスの案件を眺めつつ、それを加味した上でわたしだったらこのぐらいかなぁ、という金額です。ちなみにタテマエです。

エクセルマクロを使った自動化なら1万円~3万円

内容にもよりますが、売上管理のエクセルマクロ程度であれば1万円~3万円程度が妥当でしょう。

エクセルマクロの場合、エンジニアではなくてもエクセルが得意だ!という人の延長でやる人もいるはずです。

エクセルマクロは数あるプログラミング言語の中でも、難易度的にはかなり低いです。(ただし、ソースコードの読みづらさはトップクラス)

やることはエクセルファイルの操作ですので、複雑なAPIの仕様や規格なんかを気にする必要がありません。高いスキルを必要としない、ゆえにさほど金額も高くもつかないでしょう。

MWS APIやPA-APIを使った簡単なリサーチツールなら2万円~5万円

Amazon APIを使った簡単なリサーチツールとは、たとえば当ブログで公開しているStockerぐらいのWindowsアプリのツールです。

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たとえば、Stockerのようなツールを開発依頼したとしましょう。わたしだったら3万円で請け負います

MWS APIやPA-APIを利用するだけなら対してむずかしくないです。ただし、勉強する手間が必要なのでエクセルマクロよりはずっと難易度が高いです。

しかし、リサーチに特化したものであれば、勉強すべきポイントもかなり絞られますので、超高難度というわけではありません。

すでに知識があったり、以前にも似たような案件を請け負った経験のある開発者であれば、ソースコードも流用可能です。案件を請け負って1週間以内で完成するでしょう。

Stockerの場合は、商品画像をドラッグ・アンド・ドロップだけでASINがストックできたり、速度を求めていくつも並行処理させたりしているので、少しだけ工夫がされています。

Amazon API利用だけ(グラフィカルなユーザインタフェースがないとか)なら2万、プラスアルファでユーザビリティを上げる仕組みを作るなら、さらにもう1~3万といったところです。

ランキング変動や在庫チェックするツールなら5万~15万

webサイト上で動かすプログラム

ランキング変動や在庫の変動をチェックするツールは、24時間稼働が前提でしょう。24時間稼働させるには、自分のPCを24時間動かしていてもいいのですが、webアプリにしてしまったほうがスマートかもしれません。

webアプリ、それはサーバ上にプログラムを置き、ブラウザを使って利用するツールです。たとえばモノレートやTAKEWARIなんかですね。

webアプリの場合はサーバをレンタルしなきゃいけないし、ドメインも取得しないといけない。Windowsアプリよりずっとめんどくさいです。

なんといっても怖いのがセキュリティ関係です。おそらく多くのエンジニアがセキュリティに関して正しい知識を持っていません

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もうこれだけで作業をお願いできるエンジニアがかなり絞られます。

以前に同様の案件を請け負った経験のあるエンジニアにあたれば、5万程度で請け負ってくれるかもしれません。ですが、新規だと開発コストがかかるため15万くらいはかかりそうですね。

価格改定などお金に関わるツールなら20万~30万以上

もっとも難易度が高いのが価格改定など、お金に直接関わってくるツールです。

バグってもいい、というわけではありませんが、リサーチツール程度であれば若干の誤差があっても致命的なダメージにはならないでしょう。

ですが、価格改定などはバグが許されませんからね。価格改定以外でいうと、出品や納品、お客さんへのメール自動送信なんかもそうです。

これらはもちろん24時間稼働ですのでwebアプリ推奨です。作れるエンジニアが限られます。高いスキルを保有したエンジニアが、じっくり設計しなければならないので、20万~30万はかかるでしょう。

これだけのお金を払ってもバグが発生するリスクはあります。そのバグが大きいか小さいかは全くわからないです。

ここまで来ると、ツールを開発してもらうよりは多少高かかったとしてもプライスターといった既製品を使ったほうが良いです。

多少自分の使い方に合わないと感じても、自分が合わせる努力をしたほうが効率的です。

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直接取引用、webサイトの制作なら2万~30万以上

wordpressでwebサイト構築

これはピンキリでしょうね。

ただ単純になんでもいいからwebサイトがあればいい、というのであれば2万程度で請け負ってくれるでしょう。

しかし、こだわったwebサイトにしたいのであれば、30万以上もあるでしょう。

直接取引ではあくまでも信頼を得ることが目的です。さほどデザインにはこだわらなくても良いでしょう。SEOやwebライティングスキルも不要です。

webサイト制作費用の大半は、デザインにあります。構築自体はむずかしくはないです。デザインさえこだわらなければ安く抑えられるでしょう。

システムエンジニアの単価とは?

上記はタテマエです。そして、ここからはわたしのホンネです…。

うそ!ランサーズ・クラウドワークスの単価安すぎ!?

はっきり言って、ランサーズ・クラウドワークスの案件、ぜんっぶ安い!安すぎです!

上記には『簡単なリサーチツールは2万~5万』と書きましたが、ぶっちゃけわたしならそんな金額では請けません。

わたしだったら、どんな案件であろうと最低でも10万以上でなければ請け負いませんね。

エンジニアの単価は安くても1時間あたり5,000円あたりでしょう。

Stocker程度のツールであれば、だいたい20時間あれば作れます。20時間×5,000円 = 10万円になります。

フリーランスなら月100万は稼がないとリスクは高いと思います。3日程度で10万稼ぐとして、30日で100万。妥当どころかこれでもまだ安い。

わたしがランサーズやクラウドワークスで作業を請け負わない理由はこれです。報酬が安すぎる。

うそ、プログラマの年収低すぎ

なぜ、フリーランサーは単価の安い仕事を請け負うのか?

なんでそんな金額でも請け負うのだろう?と考えた時、クラウドワークスやランサーズでフリーランスやっているエンジニアは、仕事を取ってくるコネがない、営業の活動をしていないからなんですよね。

本来であれば、自分の足でいろんな会社を駆け回って仕事を取ってこなければならない。

その手間を省いているので、安くても請け負う、というわけです。逆に言えば、その手数料をすでに取られているとも言えるでしょう。

開発依頼の注意点

なんでもかんでも欲しがらない。要求は明確、かつ、必要なものだけにする

注文が多い、抽象的だ、というのも、わたしが仕事を請け負わない理由の1つです。

本当によく見かけるのですが、とにかくやたらと大量のデータを取得してほしい、という人がいます。

たとえば、amatopiaというツールだと取得できる項目が100項目以上あるそうですが、それぐらい取得してほしい、とか。

お金払うんだから高機能がいい、というのはわかりますが、それ本当に必要でしょうか?

全部表示させたとして、1行に100列以上あるエクセルファイルとか?それ効率上がるのかなぁ…。

きっと使っていくうちに、たくさんある中から必要なものだけを見ていくことになるのでしょう。それならば開発依頼の時点で必要な項目を決めて依頼したほうが良いです。

ちなみにStockerは出力結果が少ないですが、リサーチには必要十分な量を出力しているだけです。

(でも希望があれば聞くだけ聞きます。わたしが確信を持ってそれもあったら便利だ・効率あがるな!と思ったら追加します)

入力と出力を明確にする。できればサンプルを提供する。

断言します。一般人とエンジニアの間に、人間の会話は成立しません。

一般の人だとプログラムのことがわからないので、つい抽象的な要求になってしまいます。しかし、エンジニアの視点からすると抽象的に伝えられても何を作ればいいのかわからないんです。おまけにAmazon輸入ビジネスなんてものは知らないです。

その結果、期待しているものと全然違うものが出来上がってきて、『これはバグだ!』と叫んでも『仕様です。あなたこういう仕様にしろって言いましたよね?』と一蹴されて終わります。そして修正は追加費用が必要となる。

こういうことにならないよう、あらかじめ入力と出力のサンプルを提供しましょう。

たとえばAmazonのリサーチツールであれば、入力はASINとAPIキーです。そして出力は、日本ASIN, アメリカASIN, 日本商品名, 日本価格, アメリカ価格…といったところです。

結果はcsvファイルなのかエクセルファイルなのか。あらかじめ期待する結果ファイルを作成し、提供すれば90%は伝わります。

なぜこうすると伝わるのかというと、我々エンジニアとかいうやつは頭の中である公式を持っているからです

入力 × 変換 = 出力

入力(ASIN) × 変換(ASINから商品データ取得) = 出力(ASINを元に商品データが行列で書かれたcsvファイル)って具合です。

つまり、入力と出力がわかれば、変換の部分、何をすればいいのか、どんな処理をすればいいのかがおのずと導き出せるんです。(あとは見えないところで処理速度が~、とかありますけどね)

入力とか出力とか、箇条書きにして洗い出せると、わたしだったら結構ありがたく感じます。

まとめ

  • Amazon APIを使った簡単なリサーチツールなら2万~5万
  • ランキング変動、在庫チェックなど、Amazon APIだけでできないものまで要求すると5万~10万
  • webアプリ、価格改定など、バグが許されないものになると、より高いスキルが求められるため、20万~30万以上
  • 直接取引用のwebサイト構築はピンキリだけど、デザインにこらなければ2万程度から。
  • でも、うそ!わたしの単価安すぎ!?と思う現役SEであった。

まぁ個人で作業を依頼するわけですからね。そんなに高い金額を提示できるわけないのはよくわかっています。

請け負う側としてもなんとかして仕事を取ってこなければならない。そうなるとお客さんが提示する金額で安くても請け負うしかないです。

フリーランスのエンジニアは年収1,000万円超えというのはよく聞く話です。そんな中で、数日かけて2万円の案件とか。本業だったら絶対に食っていけませんからね。よく請け負うなぁと思います。

安く依頼したいクライアント、高く請け負いたいエンジニア、両方の中間地点が、今回紹介した金額です。参考にしてみてください。

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