ライバルや人気のセラーが、どんな広告を出しているのかご存じですか?
商品だけでなく、広告について知ることも、売れる理由を探るのに欠かせません。
そしてセラースプライトの分析ツールの中には、広告に特化した機能もあります。
広告インサイトもその1つです。
今回はAmazonの広告タイプなどを踏まえつつ、広告インサイトの機能についてご紹介します。
広告インサイトはキーワード検索
セラースプライトの広告インサイトは、商品のASINを入力することで使えます(URLでも可)。
検索項目に、ライバル商品など調べたい商品を入れてみましょう。
すると、分析後の画面では、Amazonの1~3ページ目に表示される広告が出ます。
そして各広告に対して、以下の結果を逆引きリサーチできるのが広告インサイトです。
- Listingの広告キャンペーン
- 広告グループ
- 検索ワード
このうち検索ワードは、広告内に掲載された言葉ではなく、Amazonで検索窓を利用した際に該当の広告が出やすい言葉が該当します。
広告インサイトの使い方・見方
ここでは、広告インサイトに商品のASINを入力後の、結果画面について見ていきましょう。
ASINのほかは国および期間の選択のみ
セラースプライトの広告インサイトは、ASINの入力時にもう2つ、選択式の項目があります。
1つ目は国。
Amazonが展開している国の中から1つを選びましょう。
日本だけでなく、海外のAmazonで調べることも可能です。
もう1つは期間で、広告の変化を週単位と月単位、いずれかで見られます。
より細かい変化を見たい場合は週単位を選びましょう。
結果画面は新しい順
該当する広告があった場合、広告インサイトの結果画面では新しい順に表示されます。
1番上に出ているのが、その商品の最新広告です。
広告が色分けされているのは、同じキャンペーンに所属しつつ、タイプの異なる関係を示しています。
要は1度のキャンペーンで、複数の広告を出したと考えると分かりやすいでしょう。
また一覧では時期ごとに分けられ、それぞれに大きさの違う丸がついています。
この丸は検索ワードの数に比例しており、丸にマウスのカーソルを合わせると具体的な結果が確認可能です。
広告ごとに詳細分析
一覧から広告を選ぶと、次のように、より詳しい分析が見られます。
- 広告の検索ワード
- 関連ASIN
- キーワードのSP広告順位
- 自然順位
- 月間検索トレンド など
関連ASINは、このキーワードが検索されたときに表示されたほか商品(のASIN)です。
また自然順位や月間検索トレンドのように、グラフで確認できる項目もあります。
事前に把握しておきたいAmazonの広告タイプ
Amazonの広告は、いくつかのタイプに分かれています。
広告インサイトで結果が出てから1つ1つ調べるのも良いですが、予め知っておくと、どんな内容かすぐ理解できて便利です。
まずAmazonの広告タイプは、自動と手動(マニュアル)に分けられます。
自動・手動は、キーワード設定をどうするか示したものです。
例えば、自動ならAmazonのシステムが選んでくれるため、広告主が設定する手間が省けます。
一方手動は広告主がキーワードを決めるため、コンピュータでは選びにくいような言葉を決めるなど、自由度も高いです。
自動広告は関連性の有無で2パターン
さらに自動広告は、クローズマッチとブロードマッチの2種類に分けられます。
クローズマッチはAmazonを見た人が検索したキーワードが、広告と関連性が高い場合に表示するシステムです。
反対にブロードマッチは、キーワードと広告の関連性はありません。
クローズマッチに比べると需要がなさそうにも見えますが、ついで買いのように、目的の商品と一緒に広告商品も買ってもらいやすくなります。
もしある広告の検索キーワードが、広告とほとんど関係ないような言葉ばかりなら、それはブロードマッチの可能性が高いです。
手動広告はキーワードの一致率で3パターン
手動広告の場合は、自動広告よりもさらにパターンが多いです。
検索に使われた言葉が、設定されているキーワードとどれだけ近いかにより、以下の3パターンに分かれます。
- 部分マッチ
- フレーズマッチ
- 完全マッチ
まず部分マッチは、類義語や関連語、個数(単数か複数か)なども含めて、キーワードと検索語が近い場合に表示されます。
一方フレーズマッチは、名前の通り言葉そのままを判断基準としており、スペルミスはもちろん類義語なども除外されます。
部分マッチよりも、フレーズマッチの方が、検索語とキーワードの一致率もより高いです。
加えて前後に言葉を足しても良く、また個数についても自由があります。
そして言葉の追加があると一致とされず、個数についてのみ許容されているのが完全マッチです。
もし分析の結果、キーワードに統一感があり、その分種類は少ないなら手動広告のいずれかと言えます。
また大きな変化がなく、長期的に安定した結果が多いのも手動広告の特徴です。
まとめ
セラースプライトの広告インサイトは、調べたい商品のASINさえ知っていれば、簡単に使える機能です。
しかし、結果画面から、どの広告がどのタイプに属するのかは、自分で判断しなければいけません。
そのため、予めAmazonの広告について知っておくことも大切です。
広告インサイトを使いこなし、ライバルや人気セラーがどのような広告で売り上げを得ているのか、ぜひ丸裸にしちゃいましょう!
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