商品を売るなら、その価格は製造費や仕入れ費よりも高い値にしなければ儲けは出ません。
送料負担や広告出稿など、ほかにも費用が掛かるならなおさらです。
しかし、実際にどの程度の出費があり、いくら以上なら利益になるのか計算するのは面倒でしょう。
そんな時に役立つのが、セラースプライトの利益計算機です。
今回はそんな利益計算機の特徴をご紹介しましょう。
セラースプライトの利益計算機とは?
セラースプライトで使える利益計算機は、正式には「アマゾンFBA利益計算機」という名称です。
商品の販売価格や、仕入れ費・広告費などを入力して、実際の売り上げはどうかを試算できます。
項目には国の指定及び為替レートの入力欄もあり、海外で売買を行った場合の結果も計算しやすいです。
また、各項目の端にある「?」マークをクリックすれば、それぞれについての説明も確認できます。
ページの右脇には初心者向けの動画案内や、よくある質問といったページへのリンクもあり、操作方法が分からない時などに便利です。
利益計算機の項目詳細
ここからは、利益計算機で入力する内容や、結果の各項目についてご紹介しましょう。
セラースプライトの利益計算機では、結果を見るために以下の項目を入力します。
- 商品収入
- 商品コスト
- プロモーションコスト
- アフターサービスコスト
- Amazon手数料
- 販売数
最後の販売数以外は、それぞれに複数の項目があるので、次から1つずつ見ていきましょう。
商品収入
まず商品収入には、販売価格およびカスタマーから貰う送料が含まれます。
送料は発送先によって変わりますが、FBAを利用しているなら予測も可能です。
FBAなら国内に限り、荷物のサイズや重さのみで発送代行手数料が決定します。
詳しくは以降の、Amazon手数料もチェックしてみてください。
もし送料無料で提供する予定であれば、送料の欄は0で構いません。
商品コスト
続いての商品コストは、以下の項目を含んでいます。
- 仕入れ価格
- FBA納品送料
- ほかのコスト
仕入れ価格は、商品代金だけでなく送料などかかった総額を入力します。
またFBA納品送料とは、商品をFBAで販売する際に、Amazonフルフィルメントセンター(在庫保管用の倉庫)に送るためのコストです。
FBAを利用する際、送り先の拠点が指定されるので、そちらへ発送しましょう。
ただし、フルフィルメントセンターは商品のカテゴリによって場所が分けられています。
必ずしも最寄りの拠点が配送先になるわけではなく、カテゴリ次第では大きな出費になりやすいです。
そして、以降を含めて利益計算機に項目がない出費が発生するなら、ほかのコストにまとめて入力しましょう。
プロモーションコスト
プロモーションコストは、広告など宣伝費用の項目です。
- Amazon広告費
- プロモーション費
- その他
の3つに分かれています。
ちなみに、Amazonとはついていませんが、プロモーション費もAmazon内で発生するコストです。
広告費がそのまま広告出稿に関する費用であるのに対し、プロモーション費はクーポンなどを使った宣伝費用になっています。
Google広告など、Amazonを介さないプロモーションはその他の項目にまとめましょう。
アフターサービスコスト
破損の有無及び返品率をチェックするのが、アフタサービスコストの項目です。
返品はないに越したことはありませんが、通常は10%以内に設定して計算されます。
もし仕入れ元の情報が分かっているなら、評価次第でさらに減らしてもよいでしょう。
セラースプライトのほかの機能を用いて分析してみるのも手です。
Amazon手数料
Amazon手数料の項目では、商品の大カテゴリごとに発生する手数料を調べられます。
例えば本なら15%、大型家電なら8%です。
ちなみにこの値は商品収入全体、つまり送料も含めた販売額に対する割合になっています。
またFBA送料欄にある計算機マークをクリックすると、FBAにかかる料金を調べることも可能です。
最低価格/軽商品プランに加入するかの選択と、商品のサイズや重量などを入力すれば、自動で計算してもらえます。
利益計算機は無料ツール
セラースプライトに数多ある機能のうち、利益計算機は無料会員でも使えます。
機能制限もなく、利益計算機のみを使うなら、有料会員にアップグレードする必要はありません。
そのため、費用が限られている、有料プランが不安という方にもおすすめです。
拡張機能でも使える利益計算機
セラースプライトの利益計算機は、拡張機能版にも搭載されています。
普段使っているブラウザの拡張機能にセラースプライトを追加すれば、Amazonの商品ページから直接利用可能です。
これにより、もし気になる商品を見つけたら、その場で利益計算機を使用、仕入れを検討できます。
また利益計算機がどんな機能か、実際にAmazonの商品を入力して確認するのもよいでしょう。
利益計算機で商品情報を入力しても、Amazon上で購入などの影響を与えることはありません。
まとめ
セラースプライトの利益計算機は、どの程度の儲けが出るのか確認できるツールです。
仕入れやプロモーションなどの出費をまとめられ、販売額との差から自動で計算してくれるため、セラーの手間を省いてくれます。
FBAなどAmazon独自のシステムにも対応しており、また拡張機能からも使えて便利です。
売れそうな商品を見つけたら、ぜひ利益計算機でチェックしてみましょう。