注文ワード逆引きリサーチは、セラースプライトが含む機能の1つです。
今回は、こちらの機能について、利用時のメリットや注意点をご紹介していきます。
セラースプライトの注文ワード逆引きリサーチとは
セラースプライトにある注文ワード逆引きリサーチは、名前の通り、調べたい商品がどんな言葉で検索した場合に購入されているかを示したものです。
例えば「スニーカーA」という商品で調べた場合、結果に「黒いスニーカー」という言葉が出たとします。
その場合、ある人がAmazonで「黒いスニーカー」を検索し、直後に「スニーカーA」を購入したと言うわけです。
ただ、「黒いスニーカー」で検索時に表示されたページに、「スニーカーA」があったのかまでは断定できません。
分かるのは検索直後にその商品を購入したことだけなので、検索をせずとも別のページに移動した可能性はあります。
また結果ページに表示があっても、直接の関連ではなく広告の形で表示されたのかもしれません。
このように検索キーワードと商品の具体的な関係については、セラースプライトの別の機能を使うなどして詳しい分析が必要です。
注文ワード逆引きリサーチを使うメリット
注文ワード逆引きリサーチを使えば、以下のようなメリットを得られます。
ライバル商品の検索ワードを把握できる
まず、注文ワード逆引きリサーチを使えば、ライバル商品がどんな検索ワードで探されているかを把握できます。
ライバル商品というからには、自社商品と特徴が似ており、関連キーワードも近いはずです。
ゆえに、ライバル商品が探されているキーワードを積極的に利用すれば、自社商品もAmazonユーザーの目に留まりやすくなり、売れ筋アップが見込めます。
そのジャンルで人気セラーのキーワードを使うのも手です。
自社商品の見直し
他社商品だけでなく、自社商品で注文ワード逆引きリサーチを使うのもおすすめです。
Amazonで出品する際は、集客のために需要がありそうなキーワードを盛り込んでいるでしょう。
しかしそれは、あくまで出品側の見解でしかなく、時には思わぬキーワードが、ユーザー側に選ばれていることもあります。
注文ワード逆引きリサーチは、そんなニッチなキーワードを見つける機会にもなるのです。
そうして得たキーワードを改めて盛り込み、ユーザーにより見つけてもらいやすくしましょう。
広告に適したキーワードを探せる
注文ワード逆引きリサーチで得たキーワードは、広告出稿にも役立ちます。
広告を出す前に、注文ワード逆引きリサーチでキーワードを収集しましょう。
ヒットしたキーワードを広告に盛り込めば、該当ワードで自社製品が表示される確率も高まります。
注文ワード逆引きリサーチの注意点と対策
セラースプライトの注文ワード逆引きリサーチは便利ですが、使う際は以下の点に注意が必要です。
検索結果が0、もしくはわずかしか出ないことがある
注文ワード逆引きリサーチは、調べたい商品に関わるキーワード全てを表示するわけではありません。
キーワードでAmazon検索を行った際、トップ3に入った商品に対して、逆引きできる機能です。
例えば、「バッグ」でAmazon検索を行った際、上からA・B・C・Dと4つの商品が出たとします。
このうち、Aで注文ワード逆引きリサーチを行えば、注文ワードとして「バッグ」は表示されますが、4番目となるDで行った場合は表示されません。
もちろん、Dがトップ3に来るようなキーワードであれば、注文ワード逆引きリサーチを使って確認できます。
つまり、注文ワード逆引きリサーチで検索結果が0、もしくはわずかしか出ない場合は、表示されることはあっても順位が低い可能性が高いです。
またキーワードがトップ3以内に出る期間も、直近1週間以内に制限されています。
昨年は検索1位だったからと言って安心はできません。
ゆえにもし、自社商品でこのような結果になる場合は、順位を高める工夫が必要です。
バリエーションの拡大で対処するのも手
商品には色違いやサイズ違いと言った様々なバリエーションがあります。
もし注文ワード逆引きリサーチで、思ったほどの結果を得られない時は、バリエーションに注目してみてください。
まずはそのまま、調べたい商品で注文ワード逆引きリサーチを使いましょう。
その上で結果画面を見ると、「全てのバリエーションを含める」という項目があります。
これは何も設定しなければ、オフになっているはずです。
しかしオフの状態では、一定のバリエーション結果のみが表示されているために、数が少ない可能性があります。
オンにして1つでも結果が増えれば、より分析しやすいです。
親ASINでの検索
バリエーションの網羅には、親ASINを使う方法もあります。
AmazonのASINは、親と子の2パターンに分けられています。
このうち親ASINとは、バリエーション関係なく、商品の色違いやサイズ展開を問わないものです。
対して、子ASINは、バリエーションごとに与えられます(そのままバリエーションASINとも呼ばれる)。
例えば「時計A」という商品が合った場合、時計AのASINを親、時計Aのカラー黒にのみ与えられるASINが子となるわけです。
そしてもし、注文ワード逆引きリサーチで入力するASINが子だった場合、当然親やほかのバリエーションの結果は含まれません。
商品を改めて確認し、親ASINとなる存在があるか見てみましょう。
親ASINを入力して分析すれば、全てのバリエーションを含みやすく、より多くの結果が期待できます。
まとめ
セラースプライトの注文ワード逆引きリサーチは、その商品が購入される際、どんなキーワードで検索されたかを調べられる機能です。
ライバルやトップセラーに関するキーワードが調べやすく、自社製品の売れ行きアップも期待できます。
ただキーワードは、商品にバリエーションがあると、著しく少なくなることもあるようです。
もし少ないと思ったら、ASINが特定のバリエーションに偏っていないかなど、分析の際にチェックしてみてください。
注文ワード逆引きリサーチで、Amazonユーザーがあなたの商品に求めるキーワードを徹底分析しましょう!