輸入ビジネスをやるとなると、仕入先はアメリカAmazonなどになります。もちろんwebサイトはすべて英語です。
英語かぁ…と苦手な人だとそれだけで参入障壁になってしまいますよね。この時点で輸入ビジネスをやめてしまう人もいるでしょう。
英語はできないけど輸入ビジネスをやってみよう、と思ったとき、じゃあいったいどれぐらいのレベルの英語が必要なの?と考えるのではないでしょうか。
わたしは英語があまりできませんが、満足に輸入ビジネスはできています。今回は最低限必要な英語について書いてみます。
輸入ビジネスで求められる英語力
中学生レベルで良い
ぶっちゃけてしまいますが、わたしのTOEICの点数は驚きの300点台です。
それなのに本業はグローバルな企業につとめており、英語ができないわたしあてに容赦なく英会話や英語メールが飛んできます。
英語ができないと苦労することがありますが、どうも机の上の勉強だけでは覚えられないんですよね。留学や海外出張でもしない限り活きた英語は身につかないと感じています。
わたしにわかるのは基本的な文章の構成が分かる程度。
- 主語
- 動詞
- 目的語
- 補語
- 関係代名詞
- 疑問詞
などなど、わたしがわかるのはこの程度です。過去形や現在進行系はわかりますが、過去分詞とかになってくるとよくわかりません。主語 + 動詞 + 目的語、といった基本的な構成が分かる程度です。
でも輸入ビジネスをやる上で、この程度のレベルで困ったことは一度もありませんでした。
中学生レベルの英語ができれば問題なく輸入ビジネスはできますが、中学生レベル以下だとちょっと輸入ビジネスに支障があるかもしれませんね。
中学生レベル以下の英語、つまり完全に英語がわからないということです。
翻訳はすべてGoogle任せ
英語がダメダメなわたしでも輸入ビジネスで稼ぐことができた理由、それはGoogle先生のおかげです。
下記の記事にも書いていますが、Google Chromeブラウザを使うとクリックひとつでwebページを丸ごと翻訳できて便利です。
Google先生の翻訳はかなり優秀でほとんどそのまま読めます。普通の翻訳ソフトだと意味が通じないことも多いので、何か特別な理由がないかぎり、輸入ビジネスではGoogle Chromeブラウザを使うべきです。
メールもチャットもすべてGoogle先生
webページを翻訳するだけではなく、輸入ビジネスでは場合によってはこちらからメールを送ることもあります。できればやりたくないことですが、チャットをするケースもあります。日本語を英語に訳すことも必要ということです。
アメリカ人とコンタクトを取る、ってなるとすごく抵抗がありますが、こればかりは避けて通れないので覚悟してください。
どんなときにメールやチャットをするかというと、アメリカAmazonで購入したものが不良品だった場合などがあります。ただ基本的に転送会社を経由していると補償してもらえないことが多いんですけどね。
割り切って完全に捨ててしまうというのもアリですが、そういったことの積み重ねで利益が大きく変わってきてしまいますダメ元でも補償を要求することをおすすめします。
Amazonに連絡するにはメールで英語の文章を書く必要があります。
日本のメールのように『◯◯様 大変お世話になっております…』などと礼儀正しいメールじゃなくてもいいので、相手がアメリカ人でも気が楽です。
Googleの翻訳を使ってメール文章を書きますが、日本語の文章をそのままGoogle翻訳にかければOKです。
Google翻訳との上手な付き合い方
わたしは仕事上、海外の人とやり取りすることが多いです。Google翻訳にはだいぶおせわになってきましたので、それなりに機械を使った翻訳は得意なほうです。
日本語を英語に翻訳する上で、最初に大切なことをお話しましょう。日本語と英語の決定的な違いについてです。
と思われるかもしれませんが、大切なことです。できるだけ手短に説明します。
決定的な違いとは、言語の構造の違いです。
英語圏の人が日本語を勉強するととまどうらしいのですが、日本語が『逆茂木型』と言われているためです。
逆茂木型とは?
簡単にまとめると、日本語は逆さまになった枝のような形をしているということ。
という文章があったとき、最後まで読んでみて初めて『あぁ、ツールの話をしていたんだな』とわかります。ツールの話、というゴールに向かってはいるけれども、修飾語のせいで何度も話が巻き戻るイメージ。
英語の場合は、『これはツールです。すばらしい。優れている。たくさんの人に使われている。』という具合に、修飾する語句が後ろに並びます。これにより、聞いたところまでで話の内容を理解することができます。
つまり、これを理解しておくとどのようにしてGoogle翻訳に日本語を突っ込んでいけば良いのかが見えてきます。
要は、Google翻訳に日本語を突っ込む時は下記のことを意識すれば良いということ。
- Google翻訳には極力、短文で入力する。
- 不要な修飾語の使用は避ける。
- 伝えたいことのみを伝える。
- 伝えなくていいことは一切伝えない。
長文になればなるほど、機械であるGoogle翻訳様は悩んでしまうし、曖昧さも産まれてしまいます。
日本人は修飾語を多く添える傾向がありますが、大切なのは伝えることでありキレイな文章ではありません。不要なものはどんどん除去していきましょう。
たどたどしくてもいい、『伝わる文章』であれば良いのです。
下記は文章術の書籍ではありますが、話の本質は文章ではなく『伝える技術』の本です。わたしの好きな本の1つですのでよければ参考にしてみてください。人はいかに不要な話をしているかがよく分かる本です。いつもどおりのマンガであり読みやすい。
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英会話は不要?
輸入ビジネスで直接取引をしない限りは英会話は不要です。わたしが調べてきた結果では、直接取引をするときにはメールだけではなくスカイプなどによる会話を求められるケースがあるようです。
実際に会話をしたほうが信頼が得られますからね。直接取引をするなら英語が必須と言えるでしょう。
英語ができないけど直接取引がしたい!というなら通訳を雇うべきです。
直接取引まですると重く責任が乗っかってきます。中途半端なことはしないようにしましょう。あなたが取引先に対して悪いイメージを与えると、それは日本人全体のイメージダウンにつながりますので注意が必要です。
直接取引をしないと稼げない!と思っている人もいるかもしれませんが、効率さえ上げればアメリカAmazonからの仕入れだけで、副業でも月20万は十分稼げます。
Amazonで仕入れている分には英会話は不要です。Amazonに電話するなんていうことはわたしは一度もありませんでした。
近い将来、日本語をしゃべる感覚で英語圏の人と会話できるようなアプリができあがることでしょう。うわさのAIの力です。
AIの得意とする分野に『自然言語処理』というものがあります。自然言語処理の中には当然ながら翻訳が含まれています。わたしはもう英語は勉強しませんってぐらい実現性は高いと感じています。
輸入ビジネスでは英語ができるというのはアドバンテージではありましたが、近い将来、アドバンテージではなくなると予想しています。
まとめ
- 英語ができなくても輸入ビジネスはできる。
- あれば便利であることは間違いない。
- Google翻訳が優秀なので大きな問題はない。
- 英語が必須になるのは直接取引から。
今回の記事では、包み隠さず自分の低レベルなTOEICの点数を明かしています。輸入ビジネスには高い英語スキルが必要ないってことがなんとなくご理解いただけたでしょうか?
もしあなたが英語ができないから~という理由で輸入ビジネスをやるかやらないかで迷っているならそれは杞憂です。まずは行動を起こしてみましょう。