ブログ読者様による質問の回答シリーズです。割と多く寄せられる質問について回答してます。
という質問。これもなかなか多いです。下記の記事でも書いていますが、そもそもわたしは月20万程度しか稼げていないです。
にも関わらず、あえてわたしに質問してくるのは…
- 情報発信者は自身のコンサルなどに誘導するので信頼できない
- 客観的な立場から輸入ビジネスでの独立を評価してほしい
といった背景事情があるのかな、と思っています。というわけで、ご期待通り?客観的に輸入ビジネスでの独立について書かせていただきます。
輸入ビジネスで独立は可能、だがリスクは高い
最初に結論から書きますが、輸入ビジネスでの独立は可能か不可能かで聞かれれば『可能』と答えます。
その理由は、
- 儲かる
- 再現性が高い
- 副業でやってても月20万程度は稼げる
輸入ビジネスを副業でやって20万稼ぐのは大変なかもしれません。わたしはツールを駆使しなければ実現できませんでした。
わたしは副業で1日あたり1~2時間でこの結果。なので、専業でやれば月100万は見えてくるかもしれません。実際に当ブログのツールを使って月100万以上稼いでいる方が複数名います。
ただし、ここで月100万という数字が大きいのか小さいのか、よく考える必要があります。
輸入ビジネスでの独立がリスクが高いと考える理由
輸入ビジネスは10年先も稼げるビジネスモデルなのか不明
輸入ビジネスはAmazonの規制が入ったりするたびに『輸入ビジネスはオワコン』などと言われますよね。
なんとなく5年先はまだ続けられそう…でも10年先となると見えなくなってきます。
- ライバルの増加
- 中国人セラーの増加
- Amazonの規制が厳しい
などなど。
輸入ビジネスで月100万稼げる人は専業でも一握りです。仮に月100万稼げる見込みがあったとしても、それが60歳、70歳まで続けられる人はさらに一握りでしょう。
という人がいますが、もしかすると数年で終わる自由なのかもしれません。
最近のAmazonは中国人セラーの温床、偽物多くて信頼が落ちている
わたし自身がAmazonを使っていて強く感じるのですが、日本のAmazonにおいて出品者が中国人であることが非常に多いです。
と思うほど。で、買ってみると偽物ばっかなんです。
わたしの趣味はロードバイクなのですが、Amazonでサイクルウェアを買って本物が届いたことは1度もないです。
実際に本物のメーカーに問い合わせてみました。結果、本物ならシリアルナンバーが入っていることでしたが、買ったものにはもちろんなかったです。
出品者に問い合わせると、カタコトの日本語で
返品すれば問題は収まるとでも思っているのでしょうか?わたしは偽物販売者に消えてほしいのですが。
厄介なのが、最近のAmazonは偽物を指摘してもアカウント閉鎖されないことが多いんですよね。以前のAmazon様は偽物というキーワードに敏感に反応して即アカウント閉鎖みたいな感じでしたが。
アカウント閉鎖から復旧することも多いようで、ずいぶん丸くなったなと感じます。
だからこそ、Amazonは偽物販売の温床であり、Amazonブランドの信用が落ちていると感じます。偽物がまかり通ってしまう背景にはAI導入などがあるのかもしれません。
客を置き去りにして効率化を図るAmazonの牙城が崩れていく未来を感じさせます。
わたしも最近は『返品する可能性があるものだけAmazonで購入』するようにしています。おかげさまで返品率はかなり高いです。
『本物でなければ困るものはAmazonでは購入しない』ようにしています。こういったものはヤフーショッピングや楽天も同列で、ビックカメラとか大手のECサイトを使うようにしています。
こういった購入者が増えるとますます輸入ビジネスで独立はリスクが高まるでしょう。
社畜の『ありがたさ』もときには思い出してあげてほしい
何十年も休まず働ける自信はあるか?病気しない自信はあるか?
これは本当によ~く考えてほしいです。
プロフィールにも書いていますが、わたしは13歳で潰瘍性大腸炎という難病を発症、23歳で大腸を全摘しています。その後も合併症、後遺症を患い2~3年に1回は入院を繰り返しています。
わたしの場合は極端な例ですが、こういったことがあなたの身に起こらないとも限らないんです。もし、わたしが輸入ビジネスで独立していたら、間違いなく破産していました。
生き死にかかった環境に置かれている人は独立とかより生存率の高い生き方は何かを考えるでしょう。
人生という長いスパンで考えた時、会社員という生き方は生存率の高い生き方であると考えています。
社会保障の多くを会社が負担してくれている
これを聞いて収入が多いと感じますか?わたしは多いとは感じません。
ブログなどで月100万という人はだいたい最大収入であり、6月や12月といったボーナス月の稼ぎ時の収入だったりします。
平常月はその半分の50万とか。そうなると50万×12ヶ月 = 600万、プラスボーナスで600万 + 50万 + 50万 = 700万。年収にしてざっくり700万~800万程度と仮定します。
もしかするとこの年収が多いと感じる人がいるかもしれません。が、しかし、個人事業と会社員を比較すると、まず国民年金と厚生年金の違いがありますよね。
ざっくり受給額の差を書くと、
- 国民年金:55,000円
- 厚生年金:147,000円
年収500~600万の社畜のほうが安心して生活できますね。
年収で社畜を上回っても本質的にはまだまだ…輸入ビジネスで独立するなら『最低でも年収1,000万超え』を目標にすることをおすすめします。
人間万事塞翁が馬
わたしは現役のエンジニアで、かれこれ10年以上続けています。国家資格も複数保有しています。今も難関国家資格の取得に向けて日々勉強中です。
その途中結果、成果物として生まれてきたのがAsinStockerをはじめとするツール類です。
なぜ、輸入ビジネスをはじめ、副業で稼げているのにここまで社畜として努力を続けるのか?
その理由は、スキルがあればすべてを失ってもまたゼロからやり直せますからね。お金とか株とか金・プラチナ、土地の他に、身に宿る資産も持っておきたいのです。
人生は最後までどう転ぶかわからないものです。輸入ビジネスで月100万以上稼いでホクホクしていても、Amazonの規制1つで地獄に落ちることもあります。
わたしも病気に苦しめられた人生でしたが、肉体労働が不可と判断したので勉強して大学を目指しました。でも学校休みがちで偏差値40台の大卒です。
それでもあきらめずに国家資格の取得やら仕事やら、成果を出したおかげか、縁あって東証一部上場の大手企業で働くことになりました。年収も250万ぐらいアップしちゃうんですねぇ…ブログのコンセプトから外れてしまう。
年収100万円も稼げないフリーターが確約されたような人生でしたが、最後までどう転ぶかわからないです。もちろん、この先また悪いことが起こることもあるでしょう…。
今、社畜やめたいと思って輸入ビジネスで独立したいと思っている人もいるかもしれない。そんな人は5年先、10年先まで考えてほしいです。そして、自分が本当にやるべきことをやってきたのか、とことんやって、極めて、その結果どうだったのか、ということを考えてみてほしいです。
まとめ
今までにたくさんの輸入ビジネスプレイヤーさんとお話をさせていただきました。輸入ビジネスで独立したいという背景に、社畜・会社員辞めたいという人は多かったです。
ですが…職種を聞くとみなさんとても立派なお仕事されていたんです。たしかに年収は高くはないかもしれない職種の人もいました。ですが、人の社会を形成する上でとても大事なお仕事だと感じました。
仕事を仕事としてとらえず、日々勉強であり誇りを持って取り組んでみてはいかがでしょう。これは本業、副業に限らずすべてにおいて。