1ヶ月の販売個数で仕入れを決める

リサーチ

輸入ビジネスで仕入れするには一ヶ月に何個売れている商品が良い?

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輸入ビジネスでリサーチをしているとき、いったい一ヶ月に何個売れていれば仕入れて良いと判断すればいいのか?リサーチがうまくいかない人はここで迷ってしまう人が多いです。

価格差があって利益が出せそうだと思っても、売れない商品を仕入れてしまっては不良在庫となってしまいます。一ヶ月に何個売れていればいいのか、これはとても重要な要素です。

今回はそんな悩める輸入ビジネスセラーのためにわたしなりの仕入れ判断基準、一ヶ月に何個売れていれば仕入れて良いと判断しているのか、書かせていただきます。

ちなみに、仕入れ個数の判断はライバルチェックにもなりますので、そういった視点も気にしながら読んでみてください。

仕入れ判断基準となる1ヶ月に売れている販売個数はいくつか?

1ヶ月に何個売れていれば仕入れてよいのか、という悩みを持つ方は、明確な数字として基準がほしい方なのでしょう。以下の基準はすべてわたしの経験から出した数字です。

1ヶ月で2個以上売れている

直近1ヶ月で2個以上売れている商品であれば仕入れ対象としています。わたしは普段、プログラムの力を使って1ヶ月あたりの販売個数を取得しています。

その結果をエクセルに貼り付け、フィルタして、1ヶ月に2個以上売れているものをピックアップしています。

1ヶ月に2個以上売れていれば、少なくとも売れない商品ではない判断して良いでしょう。

たとえば、1ヶ月に2個売れている商品で、すでに出品者が1~2人程度であれば参入の余地ありです。

3ヶ月で6個以上売れている

1ヶ月あたりの販売個数を見ただけでは十分なリサーチではありません。なぜなら、その商品がラッキーで売れただけという可能性もあるためです。

少なくとも3ヶ月分の販売個数までは見ておきましょう。直近1ヶ月で3個以上売れていても、2ヶ月前、3ヶ月前はゼロってこともありえます。

なので、その商品が継続的に売れている商品であるということの裏をとるために3ヶ月分の販売個数を確認します。

3ヶ月で6個以上売れているようであれば、それは継続して売れている商品であると判断しています。イメージとしては1ヶ月前に2個、2ヶ月前に2個、3ヶ月前に2個、合計6個、といった感じです。

なぜ3ヶ月かというと、monozonというモノレートのグラフから販売数を表示するGoogle Chromeプラグインが3ヶ月までの表示となっているためです。

3ヶ月は目安であり、12ヶ月分しっかり確認しましょう。3ヶ月間は売れ行きがよくても、その他の月が全然売れてないということもありえます。

大切なことなのでもう一度書きます。商品が継続的に売れているかどうかを確認してください

2020年6月いっぱいでモノレート終了!多くの方はKeepa有料プラン(月額15€)を使ってランキング変動数、予想販売個数を取得すると思います。

当ブログではmonoPeakの開発を停止し、Keepa APIを使った『AsinKeeper』を開発しました。条件付きですが、ツール本体は実質無料で使用することもできますので、ぜひ参考にしてみてください。

1ヶ月に1個しか売れていなくても、毎月安定して売れていれば仕入れる

ここが結構大事なポイントで、ライバルがぐっと減る差別化のチャンスです。

多くの輸入ビジネスセラーは1ヶ月の販売個数が多いものをピックアップしますが、みんな同じことを考えているためよく売れる商品ほどライバルが増えるものです。

1ヶ月に1個しか売れていないものははっきり言ってあまり売れていない商品です。ですが、モノレートのグラフを過去12ヶ月分確認して、毎月1個、安定して売れているようであればわたしは仕入れます。

もちろんライバルが少ないことが前提です。毎月1個しか売れていないならライバルの数は0~1人ぐらいじゃないとダメです。

ライバルがいないことの大切さ

ライバル不在のブルーオーシャン

1ヶ月に1~2個しか売れていない商品というのは、誰がどう見てもあまり売れない商品です。それでもライバルさえすくなければ仕入れてもOKな商品だったりします。

たとえば、1ヶ月に1~2個しか売れていない商品があったとします。でもライバルはゼロだったらどうでしょう?ライバルさえ増えなければほぼ独占して販売することが可能になります。

ライバルがいなければ価格も崩壊することがない、自分で価格を決められるというメリットがあります。そういう商品は価格差があってよく売れる商品より優秀な商品だったりします。

ただし、ライバルが多いときはあまり売れない商品を仕入れるのはキケンです。1ヶ月に1個しか売れていないのにライバルが12人ぐらいいたら売れるまでに1年かかってしまう可能性があります。

仕入れ時は1ヶ月以内に売り切るつもりで仕入れましょう。それでやっていても売れるのにだいたい2~3ヶ月かかりますから。

実は1ヶ月に何個売れていれば良いか、という基準はない

常にライバルの数を意識する

多くの方は仕入れのために明確な数字の基準を欲しがりますが、1ヶ月に何個売れていれば仕入れて良いという基準はありません。常にライバルの数を意識しなければいけないんです。

1ヶ月に10個売れている商品でも、ライバルが100人いたらそれは儲かる商品とは言えません。売れるまでに10ヶ月かかることが予想されます。しかもその間に価格崩壊も起こって赤字になるかもしれません。

逆に、1ヶ月に1個しか売れていない商品でライバルがゼロだった場合、1ヶ月で売り切れるでしょう。ライバルがいないので価格崩壊の心配もありません。

あまり売れていない商品のほうがよく売れる商品より優秀になるんです。バカ売れする商品が儲かる商品とは限らないということです。

 1ヶ月の販売個数 ÷ ライバル数 = 1以上であれば仕入れる

1ヶ月に何個売れていれば仕入れて良いのか、それは1ヶ月で売り切れるかどうかというところが判断基準です。

その計算式が下記になります。

1ヶ月の販売個数 ÷ ライバル数 = 1以上

Amazonではカートボックスを取得しているセラーの商品がよく売れます。カートボックスは順番に回ってくるものです。

セラーが10人いれば、自分にカートボックスが回ってくるのは1/10になります。この場合、運もありますが1ヶ月に10個は売れていないと1ヶ月で売り切ることはむずかしいでしょう。

仕入れ時はライバルが少なくても、出品時にはライバルが増加している可能性があります。甘く判断して2ヶ月で売り切ることを目標にしたりしないようにしましょう。

2ヶ月で売り切るつもりでいると、売れるまでに3~4ヶ月かかるかもしれません。

1ヶ月の販売個数÷ライバル数 = 2とか3とかであれば、2~3個は仕入れても1ヶ月で売り切れるということになります。ですが、はじめて扱う商品は1個だけにしておくことをおすすめします。

いける!と確信していても、予想を超えてとライバルが爆発的に増えるものです。

商品によって売れる時期がある

季節変動による売れ行き

単純に1ヶ月に売れている個数だけを見ていると、儲かる商品を取りこぼす可能性があります。なぜなら、時期によって売れたり売れなかったりする商品があるためです。

時期によって売れ行きが変わる商品とは、季節商品です。

夏は水鉄砲やビニールプールがよく売れて、ハロウィンにはコスプレ衣装がよく売れます。時期を外すとまったく売れない商品に早変わりです。

たとえば、4月、5月は全然売れていない水鉄砲のおもちゃ、6月あたりにリサーチして全然売れていないから仕入れないでおこう、とすると、儲かる商品を取りこぼしている可能性があります。

季節商品は直近1ヶ月や1ヶ月平均といった数字は見ないで、1年前の売れ行きを確認しましょう。

自分が取りこぼしてしまうような儲かる商品は、他のセラーも取りこぼしている商品です。儲かる可能性が高い商品なので、取りこぼしのないようにリサーチしましょう。

まとめ

まとめると下記の通りです。

  • 1ヶ月に3個以上売れていること
  • 3ヶ月で6個以上売れていること
  • 1ヶ月に1個でも安定して毎月売れていること
  • あまり売れていなくてもライバルが少ない
  • 1ヶ月で売り切れるような商品を仕入れる
  • 季節商品は1ヶ月あたりの販売個数は参考にせず1年前の販売個数を確認する

1ヶ月の販売個数だけで判断することはむずかしく、常にライバルの数を意識するようにしましょう。

特に、あまり売れていなくてもライバルがいない商品というのは儲かる商品である可能性が高いです。

わたしもそういった商品をよく狙っていました。ライバルが爆発的に増えると地獄ですが。

売れる商品よりも、売れていないけどライバルが少ない商品のほうがよく稼げました。そしてそういう商品が多いのがニッチなジャンルです。

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