MWS APIに関しては多くの方が感心のある項目のようです。
MWS APIを利用すればかなり輸入ビジネスが捗ります。そのため、MWS APIに関する質問をたびたびいただいております。
そんなよくある質問の中のひとつ、「プログラム言語は何を使えば良いですか?」というもの。
ここではリサーチツールに限定して書かせていただきますが、結論から言うとC#です!
C#でリサーチツールを作る理由
C#!?と同業者であれば思ってしまわれるかもしれませんが、わたしはC#を使っています。
リサーチツールはWindows上で動かすからC#が望ましい
Windowsアプリを作るならやっぱりC#がおすすめです。C#はWindowsを作ってるあのMicrosoftが作った言語ですからね。
開発環境もVisual Studioをインストールすればすぐ使えますし。C#とJavaを比較して、Platformの差でC#に軍配が上がります。
C#だと処理速度も高速ですからね。PHPを使ってリサーチツールを作っている人もいるようですが、1時間に2万件近くのASINをリサーチしたいのならやっぱりC#でしょう。
無料のVisual Studio Express Editionが優秀でコーディングが捗る
なんといってもC#の開発環境であるVisual Studio Express Editionがすばらしいです。個人で簡単なツールを作成するには無料版のVisual Studioで十分です。しかも軽いし。
C#ほどの言語になるとさすがにテキストエディタではコーディングがしづらく、開発環境に頼らざるを得ません。
ですが、Platformというか.Net Frameworkが優秀で、簡単なリサーチツールであればほとんど頭を使わずにコーディングできてしまうんですよ。
C#を選択することのデメリット
MWS APIに関する情報、サンプルソースが少ない。この1点ですね。
ただ、ご希望があれば当ブログでサンプルコードの公開なども検討しますので、お気軽にお問い合わせください。
わたしはほとんどが手探りの独学です。まぁもともと会社でもプログラミングは教えてもらえずすべて独学でしたが。
サンプルソースが少ないというデメリットはありますが、MWS APIについて正しく理解をすれば何も怖いことはありません。
最初の1回、Amazonのサーバにつながるまでは苦労しますが、そこさえ乗り越えればいかようにでも料理できます。
あの「ゆうちゃん」もC#を使ってツール開発!
覚えていますか?(笑
パソコン遠隔操作事件といって、他人のパソコンにウィルスダウンロードさせて動かせて、いろんないたずらをした人です。
「ウィルスはC#で作りました」と言っていました。なぜわざわざ開発言語を公表したのかよくわかりませんが、それだけC#はWindowsアプリケーションを作るのに優れている、ということです。(たぶん
その他の言語、JavaやPHPについて
プログラミングをする、っていうとやっぱり人気なのはJavaやPHPです。特に、MWS APIに関するサンプルソースはPHPが多いです。
webアプリにする必要性が低い…のでPHPは除外
わたしが知る限りでは、「プログラムなんて簡単だ!」と言っている人が自PCを疑似サーバ化し、PHPでリサーチツールを作って動かしているというのを見たことがあります。
PHPはサーバ上で動かすスクリプトです。それを無理やり自PCを擬似サーバにして無理やりPHPを動かすとかありえないと思うのですが。
このようなトリッキーな行為をする理由として、MWS APIのサンプルソースはPHPのものが多く、コピペでツールが作れるからなのでしょう。
まぁ動けばそれで良いのかもしれませんが、何万件もリサーチするとしたら処理速度が遅くて仕方ないのではないでしょうか。
PHPを使うことの最大のメリットはOSに依存しないということでしょう。Macでも環境さえ構築すれば動かすことができます。あとは24時間365日動かしっぱなしにしたいとか。
ただし、リサーチツールの最終型はやはりPHPを使ったwebアプリですね。データ保管をどうするかが悩ましいところですが。個人利用だとやっぱり厳しいかな。
JavaのPlatformにトラウマがある…のでJavaは除外
軽く書きましたが、JavaのPlatformにはバグがある、わたしはそういう認識です。今までに何度も悩まされてきました。
わたしはJavaはそこまで詳しくないのですが、javaw.exeが一人でメモリをバカ食いするんですよね。
困ったことに、これが自分の作ったアプリなら対策できるのですが、よその人が作ったアプリにバグがあってjavaw.exeが膨張していくと打つ手なしです。
なので、こういった暴走による過去のつらい経験があるためJavaを除外しました。
まとめ
プログラム言語の選択は適材適所、何を作るかでどの言語を使うのかが決まるもの。
どの言語がいいのか、何を勉強すればいいのか、そういった質問がプログラムに関して多いのですが、要は「何を作りたいのか」、なんです。
というと、プログラムを理解していない方だとあいまいな要求をしてくるんですよね。(笑
なのでわたしは、何をしたいか、を聞きつつ、どんな入力があって、どんな出力を期待するのかを確認するようにしています。
たとえばリサーチツールだと、ASINが入力で、価格、重量、手数料が行列になったcsvファイルが出力です。
入力と出力がわかれば何をしたいかが自ずと見えてくるんです。ツールを外注する際には上記のことを意識してみてください。
Amazon APIを使ったサンプルプログラムの記事を作成しました。よければ参考にしてみてください。