輸入ビジネスで電源プラグのあるものを間違って販売してしまった失敗談

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輸入ビジネス失敗談 電源プラグのある商品を間違って販売して自主回収した話

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輸入しても販売してはいけないものがあります。そのひとつが電源プラグのあるものです。

正確には、電源プラグにPSEと書かれたマークがないものは販売してはいけません。下の画像のようなマークです。

輸入ビジネスで注意が必要なPSEマーク

家庭の電源プラグをよく見てください。きっとPSEマークがついているはずです。

わたしは間違えて販売をしてしまったことがあり、すぐに自主回収をしました。お金に物を言わせて。今回はそんな失敗のお話です。

電源プラグのある商品だと気づかずに仕入れ、販売してしまった

間違えて仕入れてしまったのは以下の商品です。

HUB的なものだと思いこんでいた

ちょっと見ればわかるようなものなのですが、わたしは1回の仕入れで100種類ほどは仕入れをしていますので、チェックが疎かになってしまう時があるのです。

…あってはならないのですが。

HUBも電源プラグのあるものはありますが、画像からして小型なものに見えて、電源不要のバカHUBみたいなものと思い込んでしまったのです。

また、いつも深夜~朝方にかけて作業をしていましたので、眠かったというのもあります。言い訳ですね。

数百種類の商品を扱っているため、すべての商品を完璧に把握しきれない

輸入ビジネスのメリットはたくさんの種類を扱い、1つの商品を大量に仕入れないことで回転率をあげ、在庫リスクを下げられることです。

しかし、そのメリットはデメリットにもなるんです。何百種類もの商品を扱うことになるため、1つの商品に対する知識を完璧にすることができないんです。

扱う種類が多い分だけそういった間違いリスクは高まります。

1度にこれだけの種類の儲かる商品をリサーチできるのもツールの力と言えるでしょう。儲かる商品が見つかりすぎるというデメリットです。

無地のダンボールに入っていたため十分にチェックできなかった

間違って仕入れてしまったとしても、検品の時点で気づくことができます。しかし、このときは無地のダンボールに入っていたので、箱を開けてまでは検品していなかったんです。

何の商品かもわからず、最後にあまったラベルがこの無地ダンボールだ、となりそのまま納品。これもまた、間違えて納品してしまった、というわけです。

価格改定ツールを使っていたため納品後の商品を確認する機会が減っていた

間違って納品してしまったとしても、気づき次第すぐに出品停止すれば良いのです。

しかし…これもまた気づくのが遅れました。価格改定ツールを使っていると納品後の商品をチェックする機会って激減するんです。

納品したらしばらく放置、数日後に全体の価格を見直す、のサイクルです。

問題のある出品であることになんとか気づき、すぐに出品停止したのですが…。

気づいてすぐに出品停止!…が、ダメ!時すでに遅し

出品停止したのに購入されてしまったのです!

そんなことってあるの?

と思われるかもしれませんが、Amazonのシステムっていつもタイムラグがあるんですよね。

どうやらタッチの差で購入されてしまっていたようです。

それからというもの、不安がわたしを襲ってきます。

万が一販売した商品が発火でもしたらどうしよう…と。お客さんにケガをさせてしまう、最悪死なせてしまう…。家を燃やしてしまうかもしれない…。

まぁそんな確率はほぼゼロに近いのでしょうけれども、そもそも不適切な販売ですのでPL保険も適用されないでしょう。

事故が発生すればAmazonアカウントだけではなくリアルアカウントの閉鎖もありえます。

販売した商品を自主回収

わたしには悩んでいる暇などなく、すぐに自主回収へと行動を移します。

購入者にメール、タイトルに【重要】と添えて

一番困るのはお客さんにメールをスルーされてしまうこと。こうなると連絡手段が取れないということになるので、自主回収も不可能になります。

FBAを利用しているとお客さんの住所ってわからないんですよね。なので手紙を送ることもできないんです。

メールをスルーされてしまうのが一番問題であるため、目を引くようメールのタイトルに【重要】と添えました。そのおかげか、お客さんから返事をいただくことができました。

誠意を込めてMAXの上乗せ返金

こちらがとてつもなく迷惑をかけてしまったので、全額返金+システム上追加で返金でいる上限まで返金しました。+2,000円の返金です。

さらに、並行輸入品は価格変動がはげしいため、もし再度購入する際に値上がっていたら差額も出しますので!と付け加えました。

そこでようやく返品に同意してもらうことができました…。

むしろこれはラッキーなほうで、「わかるやつ」だったら脅されていたかもしれません。「返品してほしけりゃXXXしろ!」みたいに。

事故を未然に防止することが目的

そこまでやる?

と思われるかもしれませんが、事故を未然に防止するということが一番大事です。

事故が発生すると本当にリアルアカウント閉鎖の可能性もゼロじゃなくなりますからね。小さな事故でも提訴されて裁判所に出向かなければならないとかなると、それだけで本業巻き込んで終了します。

それを考えれば安いコストです。

まとめ

  • 輸入ビジネスのメリットは一度にたくさんの種類の商品を仕入れるためリスクを分散できること。
  • しかし、一度にたくさんの種類を扱うと商品知識が十分ではない、不足するというデメリットもある。
  • 違法となる販売をしてしまう可能性もある。
  • 時には利益を捨ててでも自主回収などすべき。事故を防止するほうが大切。
  • PL保険に入っていれば大丈夫!と思っている人は多いが、違法販売はPL保険適用されないので注意。

この出来事から、わたしは販売することの責任を強く実感しました。自分の販売したものが人を傷つけてしまう可能性があるということ。

そんな可能性は実際のところゼロに近いです。ゼロに近いのですが、大量に販売しているといつかはそういった事故に出くわすかもしれません。

輸入ビジネスをやるならそれなりの覚悟は必要です。

わたしがビジネスをする上で大切にしていることは、「世に、人に満足される製品を送り出す」ということです。

自分の行いで人を傷つけることはできればしたくないですよね。サラリーマンの副業では購入後のサポート体制も不十分ですし、しっかりケアできないと思いました。

少なくとも最低限の法律のお話くらいは覚えておきましょう。覚えきれないとは思いますので、大切な考え方とかも下記の記事に書いています。

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