セラースプライトは自動で分析してくれる便利なツールです。
では、その精度はどれ程なのでしょうか。
いくら便利と言っても、結果が信頼できなければ使う意味はありません。
そこで今回は、セラースプライトの精度についてチェックしてみました。
セラースプライトの精度で注意すべき点
セラースプライトの精度は様々な物販ツールの中で高いともされますが、実際の結果と常に同じとは限りません。
特に、以下の点に注意しましょう。
セラースプライトの精度は高いが完璧ではない
セラースプライト全体で見た場合、精度は高いものの、完璧とは言えません。
商品やキーワードなどの様々な情報、かつ膨大な量をリサーチするため、導き出される結果は正確性も期待できます。
しかし、どの機能で何度やっても100%安心とは言い切れません。
セラースプライトの能力限界もあるでしょうし、情報元のデータにミスなど原因があるケースも考えられます。
精度の差は機能や情報によってバラバラ
セラースプライトのリサーチ結果と実際の差は、状況によって変化することもあるようです。
たとえ同じ機能を利用しても、情報の内容が異なったり、別の日に行ったりするだけでも違いが生じます。
当然と言えばそうですが、間違っている度合いも一定ではありません。
販売数予測の精度は特に差が出る
セラースプライトの精度のうち、将来について分析する販売数予測のみ、注意が必要です。
数ある機能の中で、特に実際との差が大きいと言われます。
厳密に調査をしたわけではありませんが、差は数%程度の時もあれば、50%開く場合もあるようです。
もし50%が実際よりも大きい結果だった場合、売れると思って仕入れたのに、在庫が過剰に余る事態も考えられます。
精度が完璧でなくてもセラースプライトを使うメリット
精度に不安があるなら、セラースプライトは使わない方がよいのでしょうか?
ここでは、セラースプライトでリサーチするメリットについて見てみましょう。
方向性は参考にできる
セラースプライトの精度は、数値にこそ誤差があるものの、方向は参考にできます。
仮にリサーチ結果が売れると出た場合、実際の結果と売れる量に差はあっても、全く売れない可能性は低いです。
売れない商品を売れると分析したら、セラースプライトは使えないツールと言われているでしょう。
つまり、少なくとも売れるという方向性については期待できます。
ゆえに、とりあえず少量仕入れておくなどの指針が立てやすいのです。
自社で販売する商品はもちろん、ライバルの動向を探るのにも適しています。
コスト削減
セラースプライトは膨大なキーワードや、長期間の変遷のような、手作業では時間のかかる分析も一瞬で行ってくれます。
機能によっては制限がつくものの、無料会員で行えるものも多いです。
特に個人で行っている人にとっては、大幅なコスト削減になるでしょう。
多少の誤差で時間とお金を節約できるなら、利用する価値はあります。
精度の高い結果を導くには
セラースプライトの機能1つ1つは、精度が完璧ではありません。
しかし、求めるのは機能そのものではなく、売れている商品やキーワードなど、あくまで結果です。
次からご紹介する方法を使い、セラースプライトのリサーチ結果を精査しましょう。
複数の機能を使って結果を比較する
セラースプライトには様々な機能があり、中には似た内容や、同じ項目を含む結果もあります。
それらを比較することで、実際の結果に近い結論を導くことが可能です。
例えば2つの機能で確認した場合、両者の結果が同じあるいは近ければ、実際の数値も同程度と期待できます。
反対に差が出るようなら、再考の必要があるかもしれません。
データは一旦保留して別の点から分析するか、さらに別の機能で比較する必要が出てきます。
実際のデータが取れる例で分析結果と比べる
実際のデータと比較して、精度にどの程度誤差が生じているかを調べる手もあります。
1番簡単なのは、販売中の自社製品です。
既に売っている商品なら、在庫や販売履歴などから確実なデータが取れます。
そのデータと、セラースプライトのリサーチ結果と比較してみましょう。
もし分析結果の方が大きい数値になりやすいなら、今後のリサーチも大きくなりやすい=実際はより小さいと推測できます。
大きすぎる結果は過信しすぎない
対策を講じることも大事ですが、セラースプライトのリサーチ結果に頼りすぎないことも大切です。
特に、商品で売れる結果が出た場合、仕入れや開発は控えめにすることも検討しましょう。
売切れたら再度仕入れや開発を行えば済みますが、売れ残ったら最悪処分するしかありません。
今売れていない以上、将来に期待するのも難しいでしょう。
また、ハイリターンのためにハイリスクを負うのは、経験を重ねてからでも遅くはありません。
セラースプライトの分析力だけでなく、適量を見極められる実力が加われば、正確さもさらにアップします。
まとめ
セラースプライトの精度は、100%正しいとは限りません。
しかし今後の方向性を決めるのに役立りますし、膨大なデータでもすぐ処理してくれるのは魅力的です。
誤差についても、複数の機能でリサーチ結果を比較して推測できます。
あるいは実際のデータを確認して、どの程度違うのか見極めることも可能です。
また、慣れないうちはリサーチ結果を過信しすぎず、経験を積んでから改めて精度について考えてみるのもよいでしょう。
セラースプライトの参考にできるところはしっかり使って、売り上げを着実に伸ばしてください。