このブログを開設してから半年が経過しようとしています。
実はこのブログ、最初の2ヶ月程度で200記事近くを書き終えており、あとはわたしなりの戦略のもとに記事を投下しているだけだったりします。
でもたまに、書きたいことがあったら書いてたりします。
今回はこのブログ運営の裏話なわけですが…。
とある致命的な失敗をおかしてしまい、ずるずると時間をかけてしまいました…。
お問い合わせでたまに来る、『コンサルお願いします』
ブログを開設してからわりとすぐだったり、今でもホントに極稀に、コンサルをしてほしい、といったお問い合わせをいただきます。
そのように依頼するということはある程度わたしのブログを読んでいただいた上、信頼していただけているからなのだと勝手に思っています。
他の輸入ビジネスプレイヤーと比較して大した成績ではないにもかかわらず、高く評価していただけるのは本当にうれいしです。ありがとうございます。
基本的にコンサルはしていません
最初に回答ですが、わたしは基本的にコンサルは請け負っておりません。この先も請け負うことはないです。
わたしが請けないというのもありますが、わたしなんかのコンサルは請けないほうがいいと思いますよ。
- 教えるのが下手くそ
- 大した利益だしてない
- 副業なので即時対応が困難
また、現役のSEであるわたしにコンサルを依頼する、というのは、勝手な想像で申し訳ないのですが、『自動化して楽をしたい』という気持ちが見え隠れします。
なぜそう考えるのか、ということはまた後日記事にしようと思っていますが、当ブログのスタンスは下記です。
- ツールで完全自動化はしない、楽しない
- ツールはあくまでも効率をあげるための道具
輸入ビジネスのサポート程度なら…
ですが、その中のお一人、非常に熱意ある方がいて、『ツールを使った輸入ビジネスのサポートというカタチなら…』ということで引き受けたことがありました。
もちろん、コンサルという形ではないです。コンサルは業務請負ですので、契約書書かなければなりませんからね。
ちなみに報酬は…成功報酬で1万、としました。
コンサルで稼ぐつもりはありませんでしたが、お金よりも経験を積んでみるという意味が強く、人がどういった点でつまづくか、というサンプルを採りたかったのです。
サポートが大失敗だった…
ASIN Getter相当のツールがほしいとお願いされ…
輸入ビジネスについてサポートしているなかで、ASIN Getter相当のツールを作って欲しいとの相談があったのです。
下記の記事を書いた頃、実はASIN Getter相当のツールを作っていました。
たしかに効率の良いツールではあるのですが、セラーからASINをすべてぶっこ抜いたところで、そのセラーの何割の商品が、自分の扱える商品なのかがわからないためです。
もしかすると、1割りしか参考になるものがなかった、となると、残り9割りを手動でフィルタするという無駄な作業が発生します。
ゆえに、わたしはAsinStockerのような設計のツールになったわけです。
セラーからASINをぶっこ抜いて、どうやって最高の効率を叩き出すツールを作ればいいのか…
費やした時間は3ヶ月
開発で大切なのは設計と呼ばれる工程であり、どのような方針とするか、設計思想とするか、がすごく大切です。
悩んでツールの設計思想も決め、わたしも納得できる儲かるツールにほぼ仕上がった感じでした。
名前は『Tracker』、その名の通り、セラーを追従するためのツールです。
セラーからASINを取得しつつ、並行して商品データも抜いていく。ASINを保管し、新規登録の商品をピックアップしていく、そんなツールにしていました。
こうしておけばライバルの秘蔵ASINを見つけやすくなる、と思ったんです。
めっちゃ時間かけました。3ヶ月はかかった。そのほとんどが設計でしたが…。
依頼主、まさかの蒸発…
リサーチも進んでいていざ仕入れだ!ってところで、依頼主がまさかの蒸発です。(笑)
真実は闇の中なので憶測にしかなりませんが、仕入れにビビってしまったのかと思われます。
輸入ビジネスで最初の挫折を経験するのってやっぱここですよね。
- 高額仕入れにビビる
- 本当に儲かるかわからないものお金を出せない
個人的にはコンサルをうけてまでノウハウを教わる必要はないと思っていますが、背中を押してもらえるというのは良かったです。
時間かけてほぼ完成までいきましたが、お蔵入りとしました。ほぼ完成ならあとちょっとがんばれよ!と思うかもしれませんが、やらないと決めたことはやらないです。ずるずるやるのが一番良くない。
で、最終的にこういう形になりました。セラーからASINをぶっこ抜く機能だけを切り出したツールです。
…ツール開発を引き受けたという話、わたしが怒ったというより、もしかするとわたし以外の人が怒るかもしれませんね…。
…開発依頼、たくさん頂いております…申し訳ございませんが全てお断りさせて頂いております…。
当ブログで結構多いのが、ツールの開発依頼です。
中には大変魅力的な金額を提示していただいたこともあります。
ですが、わたしはかたくなに、
- 単発の開発作業は請け負っておりません。
と、すべてお断りさせて頂いております。
おそらくですが、輸入ビジネスの知識を持ったエンジニア、というのが高く評価していただけているのだと考えています。ありがとうございます。
で、そんな依頼を断ってばかりなのに、なんでソイツの依頼受けてんの、しかも無償でって話ですよね。
本当に申し訳ございません…。
わたしなりの作業の方針
単発作業はうけないようにしています。
基本的に、わたしは単発のお仕事は一切しません。
たとえば、1ヶ月10万の仕事より、1ヶ月かけて月5,000円稼ぐブログのほうが好みだからです。
下記の記事にも書いているのですが、SEの単発の仕事というのはあまりにも単価が安いし効率が悪いのです。
さらに言うと、開発の辛さは納期に追われる辛さといっても過言ではないのですが、オフの時間まで納期に追われるのはあまりにも辛すぎます。副業だとさらに確保出来る時間少ないですし。
基本的にわたしは金で動く人間、金でしか動かない人間ですが、短期的に大きく稼ぐより、少なくても長期的に安定した収入を好みます。
なぜ特例で依頼をうけたのか
かたくなに依頼を断ってきたわたしが、その時に限り引き受けた理由は、
- 熱意を感じた
- 社会福祉への疑問を唱えた
普段なら断ることなのですが、特にわたしの興味をひかれてしまったのが、社会福祉に関するお話でした。
わたしは潰瘍性大腸炎という難病をわずらい、大腸を全摘するまでに至っています。
このブログは、そういった病気や障害で就労が困難な人に、自分で生活できる力を身に着けてもらうためにも作っています。参入ハードルを下げるために情報を無料で公開し、リサーチツールを開発しています。
偽善者と思われても仕方のないことです。善人になるつもりもないし否定もしません。
完全に私情ですが…
わたし自身が昔、病気で満足に学校も通うことができなかったので就職なんて100%無理だと思っていました。アルバイトもいくつもやってきましたが、ほぼすべて病気が理由で辞めました。
当時はインターネットを使って仕事をする、なんていう話はほとんどなく、2chで悩みを書いたらネタにされテンプレ化したという黒歴史があります。(楽して稼ぎたいと思われてしまったようです)
病気でテストを休んでしまい、留年が確定してしまったのですが、ダメ元で教授のもとを回って頭下げて救済措置を求めたこともあります。周りの人たちはそれを見てクスクス笑うだけで誰も助けてくれないんです。(頭下げて単位もらえるなら俺も病気になればよかったー、と言う人もいました)
- 病人の真剣な悩みは笑いのネタにしかならない
わたしには大腸全摘という選択しかできなかったのですが、今の人たちは少しでも選択肢が増えればいいなぁ、とは思っています。どれが正しいか、というのは自分で考えてもらうとして。
なので、わたしは病気で悩んでいるとか、そういう人にお願いされるとめちゃくちゃ弱いです。自分がそういう立場にいたこと、当時誰も助けてくれなかったこと、つい感情移入してしまいます。
見てみぬフリは過去の苦しんでいた自分を笑うだけの人たちと大差がないように感じてしまいます。
まとめ
わたしもまだまだ未熟です。その程度で感情を動かされてしまうのは。もっとドライにならなければならないと思います。
インターネットは性質上、本気で言っているのかどうか、見抜けないところがあります。
大変申し訳ございませんが、病気が理由で…という方であっても、質問に答えるまでとし、輸入ビジネス全般のサポートまではしない方針とします。(わたしも手助けしたいという気持ちをぐっとこらえているのです。申し訳ございません。)
どうしてもキリがないので。
また、そういったことがあったという意味でも、開発依頼、コンサルは受けないことにしています。