輸入ビジネスをやってみよう、すでにやっている、という人は、きっとお金に関して何らかの悩み・考えを持っている人でしょう。
まぁ誰だってお金はたくさんほしいものです。もちろんわたしも。貪欲ですから!
輸入ビジネスをやろうと思った人は『たくさんお金がほしい!』と思っている人が大半なのではないでしょうか。
本当のことを書くべきか、いろいろ悩んだのですが書いてしまいます。
わたしは30代前半で2,000万近くの貯金がありました。家の頭金に1,000万を使い、まだ手元に1,000万残っています。
輸入ビジネスでは月収100万で真の自由を手にしたとかいう人がたくさんいるようなのでたいした金額ではないかもしれませんね。襲撃されそうで怖くて…。
この2,000万という金額はほとんどがサラリーマンの給料だけで貯めたお金です。
ここでわたしが伝えたいことは、たくさんお金を稼ぐことよりもお金の使い方を考えるほうが大切、というお話です。
おそらく、普通の30代サラリーマンがこれほどお金を貯め込むというのはレアケースなほうでしょう。
なぜそれだけ貯められたのか?マインド嫌いなわたしですがお金が貯まるマインドってやつを語らせていただきます。
わたしなりのお金が貯まるマインドとかいうやつ
どんなにお金があっても質素な生活をする
わたしがこれだけの貯金ができたのは、お金の使い方が上手だった、この1点です。
ホントに?と疑問に思われる方もいるでしょう。
趣味は貴族のスポーツであるロードバイクだし、旅行は会員制リゾートホテルだし、とてもそうは見えないでしょう。
わたしは無駄なものには一切お金は使いませんが、使うべきところにはガツンと使います。
ロードバイクは通勤に使えるし、通勤が趣味になるし、さらに交通費浮くし、健康になれるし、最高の乗り物です。(交通費を浮かしてよいかは会社規定によります)
交通費が毎月3万近くがまるごと浮きます。まさに遊んで稼ぐ!
旅行は家族との時間を過ごすために必要なものです。ここを節約するというのは節約にあらず、ただのケチです。
豪遊はせず、質素な生活を心がけています。一度生活水準をあげると、あとで下げることがむずかしいので。
こういった姿勢はわたしの祖父の影響が強いと感じています。
本当に大切なのはお金の使い方
お金を使うのは簡単だ、と言う人が世の中は多いです。こういったセリフはよく聞きますよね。
わたしからするとお金の使い方ほどむずかしいものはないです。
『これは本当に必要なものだろうか?』、『本当に有意義な使い方だろうか?』と考えると、なかなかお金を使えないんですよね。その結果、どんどんお金が貯まっていく。
お金を使うたびに、正しいお金の使い方なのか5秒ぐらい考えてみてください。
節約・貯金はガマンではなく夢をかなえるための努力であるべき
わたしがお金を貯めていたのは、少し前までは家を買うためでした。
頭金をどれだけ用意するかによってその後の人生が楽になるかが決まると判断したためです。
その結果、家を買うときには2,000万近い貯金がありました。もちろん親の援助は一切なしで。
夢を叶えるためならいくらでも努力できるし、楽しいものです。節約ですら楽しくなる。
ロードバイクも同じで、普段は苦しいだけの登り坂ですが、大会で良い成績を出したいがために苦しいのをガマンします。
大会本番も苦しいだけなのですが、ゴールした一瞬!そのたった一瞬のためだけに!何時間、何ヶ月も努力するんです!
大金を手にすることより、100円の価値を知る
たとえばの話、1時間かけて100円を稼いだならば、その100円ってちょっと使いづらくないですか?
1時間もかけて稼いだ100円。缶ジュース一本買ったら終わりです。缶ジュース1本より100円のほうが価値が重く感じます。
たかが100円ですが、とっても大切な100円です。
入った分だけ使ってしまうようでは、輸入ビジネスでいくら稼いでもお金は足りないでしょう。小さなお金を見つめて、お金の価値をもう一度考えてみることをおすすめします。
なんでもかんでも時給換算してはダメなのではないか、わたしはそう思うのです。たくさんお金を持っている人にはそういうマインドがあるようです。
軽く億を稼ぐぐらいの成功者であればそれで良いのでしょうけど、わたしのような一般人がその考えを持ってもあまり効果がないんですよね。
無駄なものには絶対お金を使ってはいけない!
これはわたしと会社の同期の話です。
わたしは30代前半にして2,000万近い貯金がありましたが、同期は貯金がゼロでした。
同期はこう言います。
これは本当に大きな間違いです。
仮に給料に差があったとしても、違って給料の累積500万程度ではないでしょうか。貯金ゼロなんてことはありえないです。
わたしと同期で違うのは給料の差ではなく、お金の使い方です。
わたしが考える無駄なものとはたとえば下記。
- 身分不相応な高級車
- 見栄を張るための装飾品
- ギャンブル・風俗など
身の丈に合わないお金の使い方は絶対に続きません。
俺は金持ちだ!成功者だ!と見せかけたいがために高級な外車を買ったり、時計を身に着けたり。でも家はボロアパートだったりします。
1つ高価なものを買えば、買い替え時期が来た時にそれと同等かそれ以上の物を買うでしょう。1度水準を上げると下げられないものです。
ウソつけ!サラリーマンでそんなに貯まるわけないだろ!
…と思われるかもしれません。いや、絶対そう思ったでしょう!?
そう思ったあなたは、家計簿をつけたことがないのではないでしょうか?
ちゃんと会社の収入を記録していますか?わたしは給料が入るとかならず家計簿に記録しています。給料日、その日に。
会社の給料を入社1年目からずーっとつけているとハッキリわかります。
10年ほど働いていれば手取りの収入だけでも4,000万近くはもらっているはずです。(年収にもよりますが)
額面でもない、売上でもない、年商でもない、手取りですよ?社会保険だの年金だの税金だの、全部差し引いて、手取り4,000万です。
これだけもらっていてお金が足りない、貯金がない、という人は、いったいどんなお金の使い方をしているのでしょう?一度しっかり収入ではなく支出を見直したほうが良いでしょう。
社畜もそんなに悪いものではないよ!
わたしの会社は給料が良いわけではありません。たぶん普通ぐらいでしょう。時期によっては残業が多く年収アップしたりしますが。
病気でまともに学校に通えず、学力もガタ落ちだったわたしが有名な学校に入れるはずもなく、良い会社に入れるわけもない。会社だってそれなりの3流企業です。
3流企業だけどもニッチ業界の大手で凄まじい安定力があるスーパーホワイト企業です。
輸入ビジネスと同じですね、狙い目はいつも視点を変えてライバル不在のニッチ分野を狙うってことです。
会社には食堂もあり、健康的な食事ができて1食200円です。自転車通勤でもしっかり交通費が出ます。退職金もあるし、企業年金もある。その他福利厚生などなど。
輸入ビジネスでは独立・起業・真の自由と叫ぶ人が多いです。わたしは輸入ビジネスで1日1~2時間、月利20万まで稼ぎました。おそらく、専業でやれば食っていけるぐらいには稼げたかもしれません。
ですが、わたしには社畜をやめるほどのメリットが感じられないのです。病気で生きるか死ぬかの恐怖・不安に晒されたわたしにとって、安定ほど価値あるものはないです。
まとめ
- 身の丈に合った生活をする。
- お金があっても質素な生活をする。
- 生活水準上げると戻せない。
- 大切なのはお金を増やす、減らさない、ではなく、使い方。
これを言ってしまうと元も子もないかもしれませんが…わたしがこれだけ貯金ができたというのは、会社まで実家通いというのが大きかったと思います。
周りにはよく『社会人にもなって一人暮らししていないなんて…』などと言われました。
しかし、家を買うまでにどれだけ貯金ができたか、どれだけ頭金を用意するかによってその後人生が大きく変わるということまで見据えていくと、何を言われようと実家通いで貯金するのが正解であると信じていました。
なぜ全部頭金にしなかったかというと、住宅ローン減税をフルにもらえなくなるためです。国からもらえるお金はしっかりもらいますよ!
おかげさまで、住宅ローンの支払いは楽だし、残したお金を運用してお金も増やせるし、お金に関する悩みはどちらかというと少ないほうでしょう。
わたしの場合は病気・ハンデ持ちというのがありますからね。この程度のアドバンテージはほしいです。
お金を増やすとかより前に、まずはお金の本質について知るのが良いです。わたしのお金に関する考え方を大きく変えたのは、『金持ち父さん貧乏父さん』でしたね。
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