セラースプライトは、基本的に商品やキーワードを対象とした分析ツールです。
しかし、商品を多角的にリサーチすることで、販売している企業や個人の動向を知れます。
自社製品を分析して経営の見直しを図るのも良いですし、ライバルの運営方針を探って対策を立てるのも良いでしょう。
そこで今回は、セラースプライトの機能の中でも、経営分析に役立つものを中心にご紹介します。
経営分析に役立つセラースプライトの機能
ここから、セラースプライトの数ある機能の中でも、経営分析に役立つものを見ていきましょう。
ライバル商品リサーチ
競合品から経営分析を行いたいなら、ライバル商品リサーチが便利です。
調べる商品のASINを知っておく必要がありますが、入力するだけで最大過去3年分のデータを分析できます。
価格のような商品データに加えて、成長率や粗利益率、出品カテゴリーなどの詳細も全てのバリエーションで表示可能です。
カラーやサイズ展開の多い商品でも手間をかけずに把握できます。
トラフィック源をリサーチ
トラフィック源をリサーチは、ASINを入力することでその商品に関わる検索の流れを分析できます。
通常の商品検索はもちろん、広告やAmazonのおすすめなどで表示された場合も対象です。
ゆえに自社製品のASINを入力すれば、どんなキーワードが使われているか、通常の表示以外での成果はどうかなどを把握でき、経営分析に役立ちます。
また、これから競合品を探す際も、トラフィック源をリサーチ機能が便利です。
指定キーワードにおける、直近30日以内に該当した商品や関連ワードなどを分析できます。
例えば、自社製品で使いたいキーワードを入力した場合、結果ページで上位に表示された商品はライバルの可能性が高いです。
販売数予測
販売数予測には、BSRとASINの2種類があります。
BSRはベストセラーランキング、つまり指定の順位にあたる商品を分析するモードです。
一方ASINは、入力したASINを持つ商品について調べます。
ゆえに、同じジャンルの高ランカーについて分析したいなら前者、ASINを知っている競合品なら後者が便利です。
予測の名前の通り、分析結果ではどちらの場合も販売数の変化からリアルタイム追跡し、今後の推察に役立ちます。
モニタリング機能
リアルタイムの追跡機能には、モニタリングもあります。
商品モニタリングを使えば、今のデータはもちろん、過去の記録やその変動も分析可能です。
またキーワードモニタリング機能なら、自社製品におけるキーワードの需要も把握できます。
ライバルが使っているから取り入れたキーワードなど、実際に効果があるかを確かめるのに便利です。
さらに、店舗新商品モニタリングでは、指定期間の新商品や市場分析レポートを確認できます。
ライバルがどんなペースで新商品を出品しているのか、市場全体の動向はどうかを把握しやすいです。
ただし商品モニタリングは有料会員専用のため、無料会員の場合はアップグレードしなくてはいけません。
拡張機能からも経営分析
セラースプライトにはウェブ版と拡張機能版があり、後者の中にも経営分析に便利な機能が備わっています。
AIレビュー分析
AIレビュー分析は、Amazonユーザーの評価などからAIが傾向をまとめたものです。
男女比や利用シーン、問題点や今後への期待など、様々な点から分析しています。
特に、自社で商品開発をしているなら、AIレビュー分析で問題点を把握、解決した新製品を出すことも可能です。
また購入タイミングや在庫状況の把握にも役立つため、売切れになることのない、適切な仕入れタイミングを見極められます。
サイズやカラーなど、バリエーション別の推定もしやすく、より売れている商品に絞った販売戦略も可能です。
ちなみに、Amazonの商品ページにある「分析レポートを作成」をクリックすると、ウェブ版のセラースプライトに移動し、より詳細な分析データが見られます。
Keepa拡張機能代替
ライバルの経営分析に便利なのが、Keepa拡張機能代替です。
調べたい商品のListing詳細ページに、Keepaの項目が表示されているので確認してみましょう。
分析結果では販売数などの変化がグラフで表示され、指定の期間に絞ることも可能です。
売り上げはもちろん、価格の変化やクーポンの提供などから、ライバルの経営分析に役立ちます。
またKeepa拡張機能代替は無料ツールのため、会員グレードに関係なく、セラースプライトに登録さえしていれば誰でも使用可能です。
併せて使うと便利なセラースプライトの機能
こちらでは、上記ほどではないにせよ、経営分析に便利な機能をご紹介します。
商品ライブラリ
商品ライブラリは、セラースプライト内でのブックマークのような機能です。
予め登録しておくことで、セラースプライトによる分析がスムーズに行えます。
ライバル商品が多い時や、その日の作業で分析しきれなかった商品がある場合に活用しましょう。
ライブラリは複数登録できますから、ジャンルなどで分けておくと探しやすいです。
市場リサーチ
市場リサーチは、指定のカテゴリにおける商品数や需要、競争度などを分析できます。
自社製品や競合品だけでなく、カテゴリ全体の動向を把握でき、今いる市場の見極めに便利です。
また、これから参入する市場を選ぶのにも、市場リサーチの結果は判断材料になります。
分結果は直近のデータだけでなく、過去に遡って指定することも可能です。
まとめ
セラースプライトは、商品やキーワードを指定して分析を行うツールですが、それを基に経営分析へ繋げることもできます。
自社製品なら今使っているキーワードは適しているか、広告などでの動きはどうかを把握すれば、今後の方針を立てやすいです。
また競合品の分析で自社より優位な要素があるなら、取り入れれば売り上げアップが期待できます。
セラースプライトで得たデータから自身やライバル経営分析をして、効率よく作業を進めましょう。
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