物販では、1から作った商品を売ることもあるでしょう。
そんな時に欠かせないのが商標登録です。
セラースプライトの世界商標ライブラリーは、自社製品の商標登録を出願する際に役立ちます。
果たしてどんな機能なのか、さっそく見ていきましょう。
世界商標ライブラリーを使うメリット
セラースプライトの世界商標ライブラリーとは、国内外の商標について調べられるツールです。
WIPO（世界知的所有権機関）の商標データベースを参照しており、より正確な情報を確認できます。
また検索時は、ブランド名や所有者、登録番号などを入力できるため、調べたい対象の全てを知らなくてもOKです。
以下でさらに、世界商標ライブラリーを使うメリットについて見ていきましょう。
自社製品の登録をスムーズに行える
世界商標ライブラリーを使えば、既存の商標を調べられます。
ゆえに、これから登録しようと思っているワードが問題ないか、事前に確認可能です。
少なくとも出願前に、その商標が存在していると判れば、別の案を考えられます。
そもそも商標登録は出願だけでも費用が発生する上、審査に通らない場合返金もありません。
世界商標ライブラリーを確認しなかったために、同じ商標が存在するという理由で落ちたとしたら、もったいないです。
こうした手間を省ける点でも、世界商標ライブラリーは便利です。
出願しなくても違反対策になる
自分が商標登録する予定でなくとも、世界商標ライブラリーで既存の商標を調べておくことは重要です。
知らないこととはいえ、もし新商品に他人の登録商標を無断で使ってしまった場合、商標権侵害となる可能性があります。
しかし事前にどんな商標があるのかを見ておけば、これらの事態を防ぐことも可能です。
商標権侵害では罰則もありますから、世界商標ライブラリーを活用してリスクを減らしましょう。
世界商標ライブラリーの使い方
ではセラースプライト内で、世界商標ライブラリーをどのように使うか見ていきましょう。
リサーチは国の選択と必要事項の入力のみ
世界商標ライブラリーは、セラースプライトにログイン後、メニューから選択します。
ぺ―ジを開いたら、まずは対象国を選びましょう。
こちらはAmazonに限定しないため、ほかのリサーチに比べると選べる国も多いです。
その後、先ほどもお伝えしたようにブランド名や所有者、登録番号などを入力してリサーチをクリックすれば検索が始まります。
ちなみに、検索結果は関連順で表示されるほか、発売日を降順・昇順で並べ替えることも可能です。
拡張機能版はなし
セラースプライトにはウェブプラグインを利用した拡張機能版があります。
WEB版の8割の機能が使えるそうですが、世界商標ライブラリーは含まれていないようです。
拡張機能はAmazonのページを開いて使うため、商標を探すという本機能では用途が合わないのかもしれません。
よって世界商標ライブラリーを使うためには、WEB版でセラースプライトにログインする必要があります。
セラースプライトの無料プランでは使えない可能性も
世界商標ライブラリーは、セラースプライトの料金プランのうち、無料版では使えない、あるいは制限されている可能性もあります。
というのも、無料版の対象機能の中に、世界商標ライブラリーは含まれていないようです（2024年2月現在）。
新しい機能で、ページがたまたま更新されていないだけかもしれません。
ただ世界商標ライブラリーを使う際に、有料プランへの加入が必須となる可能性に注意しましょう。
セラースプライトの有料プランは複数ありますが、いずれも安くはありません。
割引コードやキャンペーンなどが提供されることもあるので、そちらを利用するのも手です。
世界商標ライブラリーの便利機能
ここでは、検索や結果画面の機能についてご紹介します。
情報入力は画像からもOK
世界商標ライブラリーを使う際、通常はテキストを検索欄に入力しますが、画像も利用できます。
検索欄にあるカメラマークをクリックし、調べたい画像をアップロードしましょう。
画像に記されたテキストなどを読み込み、該当する商標があれば、結果に表示されます。
検索結果の絞り込みも可能
世界商標ライブラリーでの検索は、特定の商品について調べたつもりでも、より多くの結果が表示される場合もあります。
もし求める結果を探しにくいと思ったら、フィルタリング機能で絞り込みをしましょう。
商品名やニーズ分類のほか、商標が現在登録されているのかと言った条件でも絞り込めます。
例えば、これから新たな商品を登録したいのであれば、未登録だけでなく期限切れや終了したものを含めても良いでしょう。
お気に入り登録やデータのエクスポートで管理
世界商標ライブラリーの検索結果は、項目ごとに詳細を見られます。
後で見直したいデータがあれば、お気に入り登録を使ったり、エクスポートして保管したりも可能です。
複数ある場合は、一覧表からまとめて保存もできます。
セラースプライトでの分析はあくまで参考に
世界商標ライブラリーは便利なツールですが、あくまでデータでしかありません。
例えば、自社商品で登録したい商標を誰も使っていないからと言って、必ず審査に通るとは言えないのです。
結果はあくまで参考程度に考えましょう。
商標登録の出願やその他具体的な情報については、特許庁のホームページなどを参考にしてみてください。
まとめ
セラースプライトの世界商標ライブラリーは、既存の商標について調べられるツールです。
商品を販売するにあたり、商標登録をしておきたいなら、既に同じ商標がないか見ておくと良いでしょう。
具体的な既存商品を知らなくても検索しやすく、またフィルタリングで絞り込みもでき、求める情報を確認しやすいです。
ただ商標登録そのものを保証する機能ではないため、結果は参考程度に捉えておきましょう。
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