Stocker利益計算サンプルエクセルファイル

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輸入ビジネスの利益計算がほぼ自動でできるエクセルファイルを公開

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輸入ビジネスをやっている人でもエクセルが苦手だっていう人は多いでしょう。利益計算ってどやってやるのか?わかっていてもそれをエクセルで効率よく計算するには?

そんな悩みを抱える人たちのために、わたしが使っていた利益計算シートを公開・ダウンロードできるようにさせました。

手動で入力することも可能ですが、当ブログで公開しているリサーチツールである『AsinStocker』や『AsinKeeper』を使うとほぼすべての項目が自動取得できるようになるので楽です。

ツールは価格や販売手数料などを取得しますが、利益計算などはご自身のエクセルファイルをご利用いただく形となっています。

ですが、自身で管理するエクセルがない、お前はいままでどうやってたんだ?という方のために、このページではわたしが実際に使ってきた利益計算のサンプルエクセルファイルを置いていますので、参考にしてみてください。

免責事項についてはこちらを一読してください。

本記事ではエクセルの機能を使いますので、基礎的なエクセルの使い方については下記の記事を参考にしてください。

他にも作業効率を上げるためのツールを用意しています。

サンプル利益計算シートの使い方

もともとおまけのつもりで用意したものですが、思っていたよりも良い評価をいただいております。

ただのサンプル、参考のための利益計算シートでしたので特に説明するつもりはありませんでしたが、ちょっと方針を変えて詳しく説明していきます。

researchリサーチシートについて

まずは最初に利益計算シートのメインとなるシート"researchリサーチ"シートです。なんで背景が青いの?というと、白だと目がチカチカして痛くなるからです。

research_tableの概要

パット見てもわからないと思いますが、下記の項目が並んでいます。

  • No … 項目番号(自動)
  • 日本ASIN … 日本のASIN(自動)
  • アメリカASIN … アメリカのASIN(自動)
  • 商品名 … 日本Amazonの商品名(自動)
  • 検索文字補助 … 日本Amazonの商品名から日本語と全角と記号を除去した文字列(自動)
  • 日本価格 … 日本Amazonの販売価格(自動)
  • 日本ポイント … 日本Amazonの商品に設定されているポイント(自動)
  • 手数料 … 商品の販売手数料。FBAシミュレータの結果とほぼ同義(自動)
  • アメリカ価格 … アメリカAmazonの販売価格(自動)
  • 重量[g] … 商品の重量(自動)
  • 高さ[cm] … 商品の高さ(自動)
  • 長さ[cm] … 商品の長さ(自動)
  • 幅[cm] … 商品の幅(自動)
  • サイズ[cm^3] … 商品の体積(自動)
  • 1ヶ月前販売数 … モノレートでの1ヶ月前の販売数(自動)
  • 2ヶ月前販売数 … モノレートでの2ヶ月前の販売数(自動)
  • 3ヶ月前販売数 … モノレートでの3ヶ月前の販売数(自動)
  • 3ヶ月合計販売数 … モノレートでの3ヶ月間の販売数(自動)
  • 購入日 … アメリカAmazonなど、商品を購入日付を入力(手動)
  • 販売個数 … 商品を購入した個数を入力(手動)
  • 購入価格 … 商品を購入したときの価格を入力(手動)
  • 仕入れID … 仕入れたものを管理するためのID(手動)
  • 希望販売価格 … 出品時の希望販売価格(手動)
  • jAmaLink … 日本ASINに対応した商品ページを開く(自動)
  • usAmaLink … アメリカASINに対応した商品ページを開く(自動)
  • usAma2Link … 検索文字列補助を使ってアメリカAmazonの検索結果ページを開く(自動)
  • eBayLink … 検索文字列補助を使ってeBayの検索結果ページを開く(自動)
  • 予想購入価格 … アメリカAmazonからの予想購入価格、日本円で計算したもの(自動)
  • 予想転送料 … 重量をもとに転送料金を計算(自動)
  • 予想関税 … 予想購入価格にかかる関税(自動)
  • 予想国内送料 … 重量をもとにFBA納品にかかる送料をけいsな(自動)
  • 予想仕入れ値 … 予想購入価格・転送料・国内送料を合計したもの(自動)
  • 予想入金額 … 日本の販売価格から手数料を減算した結果(自動)
  • 予想利益 … 予想入金額から予想仕入れ値を減算した結果(自動)
  • 予想ROI … 予想仕入れ値と予想利益から計算した投下資本利益率(自動)
  • 高利益率 … リサーチ時に狙った利益率をフィルタするためのフラグ。dataデータシートで設定する(自動)
  • ASIN不一致 … リサーチ時にASIN不一致を狙うためのフラグ(自動)
  • ASINずれ … AsinStocker結果とmonoPeak結果のASINずれを検出(自動)
  • リピート … リピートリサーチしたいASIN(自動)

上記のリストを見ていただけるとわかるかと思いますが、大変申し訳無いことに仕入れ時に発生する購入日や購入した個数、購入価格については手動で入力してもらう必要があります。お手数をおかけしてすみません。

それ以外の項目に関しては自動で取得・計算するようになっています。

検索文字列補助とjAmaLink~usAma2Linkについて

この項目がわかりづらいと思いますので説明します。

これはエクセルのHYPERLINK関数を使ったもので、セルをクリックするとAmazonの商品ページが開きます。

これはわたしなりの工夫なのですが、意図的に中古出品を省き、FBAセラー一覧が表示されるようにしています。

こうすることで中古品を仕入れてしまった!というミスをゼロにします。しかし残念ながら、セラーの中には新品出品していても中古品を送りつけてくる人もいます。そういうのは防ぐことができませんのでご注意ください。

リンクはASINをもとに作成していますが、ASIN不一致のものだと正常に商品ページが開きません。そういうときはusAma2Linkのリンクをクリックすると、ASIN不一致でもほぼ目的の商品に近いページが開きます。

検索文字列補助を使ったリンクの作成、検索クエリを含めたリンクの作成、これらの技はAmazonに限らず、よその野良ネットショップでも使えます。jAmaLink~usAma2Linkを参考にして、ぜひ応用していただければと思います。

応用例として、eBayLinkを用意しています。eBayこそ新品と中古を間違えて購入しそうなところなので、参考にしてみてください。

2017/09/16追記 仕入れID、希望販売価格について

research_tableを更新しました。仕入れID、希望販売価格を追加しました。

仕入れIDは、一括商品登録、納品プランファイル作成のためのフラグに使います。

希望販売価格は、同じように一括商品登録、納品プランファイル作成に使います。たとえば、現在の販売価格は10,000円だったとして、モノレートを確認すると売れている価格帯が7,000円だったとき、希望販売価格に7,000円と入れておけばその価格で出品されます。

ツールとエクセルの設計思想について

リサーチツールであるAsinStockerやAsinKeeperで出力している項目は少ないのですが、わたしのモットーは『エクセルでやれることはエクセルでやる』です。

多くの人は完全自動化という甘い夢を追いかけますが、自動にしないほうが効率が良いことがたくさんあります。そのひとつが利益計算です。

ツールには利益計算をさせるべきではないのです。エクセルで計算させたほうが柔軟になりますからね。

ちょっと項目を追加したい、っていう時もわざわざツールを改造してテストしてデバッグしてベクターに更新依頼して…とか、大変だし時間もかかってしまいますので。

ツール開発を依頼していればそのたびに改造依頼をしてお金を払わなければならなくなる。ならばいっそエクセルでやってしまったほうがはるかに効率が良いです。

利益計算も人それぞれ違ったりしますしね。わたしの場合、利益率の計算は投下資本利益率(ROI)で計算しています。これはわたしのコンサルの先生の方針であり、ずっとそれに従っています。

でも多くの人は投下資本利益率ではなく売上利益で計算しているのではないでしょうか。こういうところを自由に変更していただけるよう、利益計算はエクセルで行っており、そのサンプルの公開というわけです。

dataデータシートについて

dataデータシートは下記のようになっています。

research_tableの設定

項目については下記の通りです。

  • 為替レート[円/ドル] … 仕入れの際に用いる為替レートを入力(手動)
  • 転送レート[円/g] … 1gあたりの転送料を入力(手動)
  • 関税・消費税[%] … 商品購入価格にかかる関税・消費税率を入力(手動)
  • 国内送料レート[円/g] … 1gあたりの国内送料を入力(手動)
  • 納品代行[円/個数] … 商品1個あたりの納品代行手数料(手動)
  • 目標ROI[%] … リサーチ時の仕入れ目標とする投下資本利益率を入力(手動)

ここの項目はすべて完全に手動で入力します。

為替レートについては自動取得することも可能ですが、リアルタイムに更新されるものなのでリサーチ時常に変動されると困るケースのほうが多いため手動での入力にしています。人によってはマージン見積もったりしますしね。

転送レートや関税・消費税はわたしの経験上、これだけマージン見積もっておけば大丈夫!という値をデフォルトにしています。

『いやいや、転送レート高すぎだろ!1gあたり1円だろ!』と思いませんでしたか?

輸入ビジネスの大御所はこぞって『1gあたりの転送料は1円』と言っています。たしかにその通りなのですが、それはMyUSが表示する重量であれば、という話です。

リサーチ・仕入れ時に参考にする重量というのはAmazonの商品ページに記載された重量です。そしてそれははMyUSが表示する重量よりも軽いです。

つまり、リサーチ・仕入れ時にはAmazonの商品ページに記載された重量を使用する必要があり、1gあたり1円より高くなるケースがほとんどです。

わたしの経験上では1gあたり1.2円といったところですが、サンプル利益計算シートではマージンを見積もって1.4円をデフォルトにしています。

目標ROIも低すぎだろ!って思うかもしれませんが、これはコンサルの先生に教わった結果をデフォルトにしているだけですので、ご自由に変更してください。

2017/09/16追記 納品代行手数料

納品代行を使われる方も多いと思いますので、項目を追加しました。

手数料の設定方法は1個あたりの手数料を記入します。デフォルトで商品1個あたり100円と設定しています。

納品代行を使用しない場合はここをゼロにしてください。

stocker_result結果シートについて

こちらにはリサーチツールAsinStockerの結果をコピペするだけのシートです。

stockerの結果を記入

当ブログで提供しているのはサンプルの利益計算シートですので、すべて手動で入力していただいても構いません。ですが、AsinStockerと併せて使っていただいたほうが効率は激的に良いです。

基本的にここは自動入力項目ですので説明は省略します。

monoPeak_result結果シートについて

こちらはAsinKeeperの結果をコピペするだけのシートです。

monopeak結果を貼り付け

こちらもsocker_result結果と同様にただmonoPeakの結果をコピペするだけです。ちなみにAsinStockerで管理するASINテーブルとmonoPeakで管理するASINテーブルが一致していなくても問題ありません。VLOOKUP関数を使ってそれぞれが一致するASINで結果が出るようになっています。

2017/09/16追記 monoPeak結果、VLOOKUP関数の廃止

以前のresearch_tableはAsinKeeperの結果を調べた分だけ好きに貼り付けても、問題なくリサーチシートに結果が反映されました。

しかし、ASIN数が1万、2万になるとエクセルが重くなりすぎて使用に支障が出るため、VLOOKUP関数の使用を廃止しました。

AsinStocker結果とmonoPeak結果のASINの並びはかならず一致させてください。

たとえば、AsinStocker結果の1行目にAAAAというASINがあれば、monoPeak結果の1行目もAAAAにしてください。ASINがずれていないかの確認は、リサーチシートの『ASINずれ』の項目で確認できます。『x』表記がないか、確認してください。

AsinStocker結果とmonoPeak結果のASINずれ

結果からリサーチをしてみる

以上の項目をすべて実施すると、あとは実際に仕入れ作業をするだけになります。

しかし、単純に利益率が高くてよく売れているものが儲かる商品ではありません。そこは最終確認としてモノレートなどを使ってライバルをチェックする必要があります。

わたしの場合はリサーチ結果より利益率の高い商品とASIN不一致のものを表示させて、そういった商品から優先的に仕入れをするようにしています。

research_tableから高利益率、ASIN不一致を抽出

2017/09/16追記 リピートリサーチをしてみる

輸入ビジネスでは一度売れたものは再び売れる可能性が高いとして、リピートリサーチ・リピート仕入れを行います。

research_tableはリピート仕入れも簡単にできるよう、作っています。

売上のあったASINをリピートシートに貼り付けてください。

research_tableのリピートリサーチ

リピートリサーチしたいASINをリピートシートに貼り付けたあと、リサーチシートの『リピート』の項目でフィルタします。『o』とついたものがリピートリサーチ対象のASINになります。

リピートリサーチ対象のASIN

まとめ

リサーチツールというのは何でもかんでも自動化させてしまうものが多く、そのせいでツール利用者同士でリサーチ結果が競合してしまい儲からないツールとなっているものが多いです。

当ブログで紹介しているツールは、ツール使用者同士のリサーチ結果を競合させないためのツールです。人間の作業をある程度残すことにより、考える余地を持たせています。

これらの結果を使って、自分なりの仕入れ条件というものを考えてみてください。それがライバルとの差別化につながっていきます。

こういった設計ができるかどうかというのがソフトウェア・エンジニアの腕の見せ所でしょう。

最後に、エクセルファイルのダウンロードのリンクは下記になります。

当ブログは作業効率をあげて稼ぐことをテーマにしています。自動、半自動化を目指すのであれば、参考にしてみてください。

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