輸入ビジネスやるならFBA使え!という話はよく聞きますよね。でも初心者の方だといまいちこの仕組が理解できない。わたしもなかなか理解できない人間のひとりでした。
FBAとはAmazonが提供するサービスの名前であり、FBAを利用するためにはAmazonの大口出品者登録が必要になります。
今回はFBAというものがそもそもなにものなのか?FBAを利用するとどういったメリットがあるのかについて説明します。
AmazonのFBAってなに?
FBAとは
FBAって何?
利用するには月額4,980円が必要なのと、売れた商品に対して10%~15%程度の手数料が取られます。その他に細かいところでいうと在庫保管手数料など。
月額利用料、販売手数料が高いようには感じられますが、作業負荷が激減することを考えると高額なサービスではありません。
FBAの料金 < 自分の作業工数 という公式が成り立ちます。
FBAを使わないとダメなのか?
規模の小さい個人事業や副業の方だと、FBAを利用しないと、輸入ビジネスでもせどりでも、まず成功しないでしょう。
断言しますが、物販をする上でFBAの利用は必須です。
ヤフオクを利用したことがある方ならわかるかもしれませんが、商品が落札されてからお客さんとやり取りして商品を発送する。これって結構時間取られるんですよ。
でもFBAを利用すれば、仕入れた商品をAmazonの倉庫に納品するだけ。あとはAmazonが全部やってくれますので、わたしたち出品者は物がお金が入るのを楽しみに待つだけです。(まぁたまにお客さんからのクレームが来たりはしますが)
FBAを利用することで受けられるメリット
作業負荷が軽減する
かるく上述していますが、FBAを利用する最大のメリットはなんといっても作業負荷の軽減です。販売に関するほとんどの作業をAmazonがやってくれますので、副業でも輸入ビジネスが可能となります。
わたしは夜の23時に帰宅するような生活をしていますが、FBAというサービスがあるおかげで1日1~2時間の作業でも月に10万円~20万円という副収入を得ることができました。
もしFBAを利用していなかったらこれだけ稼ぐことはできなかった、それどころかまず稼ぐことすらかなわなかったでしょう。
AmazonはFBA利用者を優遇している
Amazonで買い物をしていると、『prime』と書かれた商品を見かけることはないでしょうか?
このprimeというマークは、商品がAmazonの倉庫に置かれていて、お客さんから注文があったらすぐに発送できる商品です。prime対象の商品であっても誰でも購入できますが、prime会員だと早くて翌日に商品が届くというおどろきのサービスです。
prime対象の商品はすべてFBAを利用しています。出品者が商品をAmazonの倉庫に納品しているため、Amazonはお客さんが購入したらすぐに発送するというわけです。
Amazonはこのprime対象商品、FBAを利用して販売されている商品を優先的にカートボックスを取得させています。
Amazonのカートボックスという仕組み
カートボックスとはいったいなにものか?という疑問を持ったことでしょう。それは下記画像のカートに入れると表示された枠、ボックスのことです。
Amazonでお買い物をするお客さんのほとんどがこのカートに入れるをクリックして購入していきます。このカートに入れる、をクリックしても、実際には同じ商品を複数の出品者が販売していますので、どの出品者から買うのかはAmazonのシステムが決めています。
このとき、Amazonのシステムは価格や出品者の評価などを考えてどの出品者を選ぶのですが、FBAを利用している出品者がかなり優遇されています。
簡単にたとえますと、FBAを利用している出品者からすれば、FBAを利用していない出品者はライバルにならない、眼中にないってぐらい大きな差があります。
それだけこのカートボックスを取得することが重要であり、カートボックスが取得できなければ売れないと思ってもらって良いです。
Amazonの集客力は絶大
Amazonのカートボックスを取得することが大切で、取得するにはFBAを利用すべきであるということは伝わったかと思います。
さらに、ここにAmazonの集客力が上乗せれるとどうでしょう。Amazonが大量のお客さんをwebページに呼び込んで、あなたの商品はFBAを利用しているためカートボックスも取得できている。
この状況で物が売れないはずがないのです。実際には売れる商品を仕入れるためにリサーチ作業が必要ですが、滅多なことをしない限り全然売れなくて困るということはありません。
FBAのデメリット
利用料金が高い
かるく上述していますが、FBAを利用するには何もしていなくても月額4,980円がかかります。また、FBAを利用して販売した商品は売れるたびに10%~15%程度の販売手数料がかかります。
その他にもAmazonの倉庫を利用していますので在庫を保管するための手数料もかかりますし、不良在庫になって長期保管になると、さらに手数料が取られます。
今までヤフオクやメルカリをやってきた方からすれば手数料がものすごく高く感じられるかもしれません。ヤフオクなんて月額300円程度ですし、販売手数料も8%程度ですからね。
しかし、それでも個人事業や副業でやっていくにはFBAを利用しないという選択肢はないと思ったほうが良いでしょう。これは輸入ビジネスに限らず、Amazonで物販をするなら必須です。
ユーザー・ファーストなAmazonのとばっちりを受ける
この世のすべてのお客さんがいい人とは限りません。中には悪質なお客さんがいます。Amazonで物販をやっているとモロにその影響を受けます。
Amazonはユーザー・ファースト、お客様第一主義です。お客さんから返品があった場合にはほとんど何も確認せずに受理してしまいます。
ありがちなのが、新品を販売したのに返品して戻ってきたものがボロボロの中古品にすり替えられていた、ということです。他にはハロウィンの時期にコスチュームを販売したけど、時期が過ぎたら返品されたり。
まだまだあります!DVD見終わった後に返品されたとか!
まぁとにかく、新品で販売しても平気で中身をすり替えるしボロボロの中古品にして返品されます。おまけにその場合には不良品だの偽物だの難癖つけて返品します。その理由は、出品者側に問題があれば返品の送料が無料になるためです。
こういうのでも困ったことにAmazonはこころよく全額返金してしまいます。
こういったものはFBAを利用する以上、あきらめるしか手はありません。こういったことも想定してできるだけ利益率の高い商品を販売していくしかないでしょう。
まとめ
- AmazonのFBAとはサービスの名前
- FBAは出品者がすべき作業のほとんどをAmazonがしてくれるサービス
- FBA利用者は優遇して販売できる
- 個人事業・副業であれば利用しなければまず成功できない
FBAとは何か、そしてそのメリットはわかっていただけたでしょうか。デメリットもありますが、それを考えてもやはりFBAなくして成功はないとわたしは思っています。
初心者からすると初期投資が大きく感じられてしまうかもしれませんが、扱う商品が多くなってくればそれだけこういった経費が小さく見えてきますので、それまでは耐えてみてほしいものです。