輸入ビジネスにおいてリサーチというのはとても大切な作業です。
と断言できます。
リサーチ手法にはいろいろあります。
その中でも特にメジャーで後にも先にも有効なリサーチがセラーリサーチです。
ライバルとなるセラーが扱っている商品、わざわざ売れないものをたくさん扱っているなんてはずがありません。基本的には売れているもの、利益が出るものしか扱わないはずです。(いくつかハズレはあるでしょうけど)
しかし困ったことに、セラーリサーチがメジャーすぎてセラーリサーチされないように対策をしている人もいます。
セラーリサーチ対策として、ライバルをアカウント閉鎖にハメるための罠を仕掛けている人もいます。
ライバルをAmazon規約違反に誘導して消す方法
日本Amazonの純正品ページとアメリカAmazonの社外品ページの画像が同じ
輸入ビジネスにおいてリサーチをしていると、日本Amazonの純正品ページとアメリカAmazonの社外品ページの画像が全く同じという商品に出くわすことがあります。
そう、日本とアメリカの商品で同じ画像ってことはよくあること…というか当たり前ですよね。
気がついていない人たくさんいるようですが、画像が同じだからといって同じ商品とは限りません。
似ているという可能性もあるし、あえて別の商品の画像を使っているということもあります。
よく見るとアメリカAmazonの商品説明に社外品である旨が記載されている
ですが、アメリカAmazon側の商品説明をよく読んでみると、社外品である旨が記載されていたりします。メーカー名が違うこともあります。
要は、商品画像だけ見て同じ商品だと思ってしまうのは危険ということです。
商品説明まで確認するということはとても大切なことなのですが…はっきり言ってリサーチしている時にすべての商品について商品説明まで読むというのは非現実的です。効率が悪すぎます。
わたしは商品説明の確認は、
- 利益が出ること。
- よく売れていること。
- ライバルが少ないこと。
これらすべてを確認し、仕入れができそうだと判断できる最終段階で確認するようにしていました。
利益確認・販売数・ライバル数、これらの確認はすべてツールで自動化可能です。
人間がやらなくてもいい作業は徹底的に自動化し、人間がやらなければならない作業はしっかりやりましょう。
日本Amazonで新規商品登録時、わざとアメリカAmazonの社外品の画像を使っている
なぜわざわざ日本AmazonとアメリカAmazonで商品画像は同じなのに中身が違う商品にしているのか?
これはそういう罠・テクニックの一つでしょう。しつこくセラーリサーチをしてくるライバルをAmazon規約違反をさせてアカウント閉鎖に誘導させる技です。
日本では高価な純正品、アメリカでは安価な社外品、価格差がありますので仕入れ対象となってしまいます。
罠にハマってしまう人もいます…。というかわたしもハマったことあります。
騙されている人多数!
この罠にハマってしまっている人は多数います。
わたしの経験上、プロジェクタのランプやダイソンやブラーバなどのパーツ・アクセサリでこのような罠が張られていたのを見たことがあります。
実際に仕入れた後に…
ということで気づくこともありました。あまりにも利益率が良い、というものには裏があったりします。
それで破棄すれば良いのですが…儲かってそうなセラーを思考停止で忠実に追従していた人はガンガン出品しています。
同じ要領で、純正品を社外品のASINやJANと一致させている、ということもある
これと同じ要領で、純正品を社外品のASINやJANに紐付けているパターンもあります。
また、少しでもリサーチさせづらくするためなのか、日本ASINを全く違うアメリカのASINに結びつけたり、同じ商品でも全く売れていないASINに結びつけていたりすることもあります。
ご苦労なことです。
しつこくセラーリサーチして来る相手に有効な技…?
わたしが以前仕入れた商品でこのような罠が張られていた商品がありました。
プロジェクタのランプで、日本Amazonは純正、アメリカAmazonは社外品のASINで一致していました。
などという、よくわからない初心者ゆえの誤解をしていました。
わたしは気づいてすぐに出品をやめてたのですが、気づいていない人が多数いたようで、多くの人がバンバン売りさばいていました。
…この時売っていた人はボロ儲けだったでしょうね。仕入れ値が2,000円くらいで販売価格が20,000円近かったと思います。
わたしも気持ち的には売りたくて売りたくてうずうずしていました。なので様子を様子を見ていたんです。
すると、ある日突然セラーが一掃されていました。
時には撤退する勇気も必要ということです。
輸入ビジネスセラーの中には、無在庫だったり高値で待って、なんか意味深なASINが混ざっていたりします。
ツールの利用やセラーリサーチが良いってことで何も疑わずにリサーチをしているといつかどこかで痛い目を見ます。
悪いことをして相手を消し去る手法ではなく、悪いことをするよう誘導させて相手を消す方法、というわけですね。ライバルを消す手法の中ではいくらかマシなほうだと思います。
まとめ
- リサーチ時、商品画像が一致しただけでは同じ商品とは判定できない。
- ASIN一致、JAN一致でも同じ商品とは判定できない。
- 同じ商品であるかどうかはしっかり商品説明を確認する必要がある。
- 商品説明確認には時間がかかるため、仕入れ時の最終確認段階ですべき。
輸入ビジネスにはいろいろと卑劣なテクニックが出回っています。
なんの根拠もなくライバルの商品を偽物だと難癖つけたり、購入しては返品してみたり、中身抜いて返品してみたり。
そんな悪質なテクニックの中ではまだまともなほうじゃないでしょうか?罠にハマるほうが悪い。
なんにせよ、しっかり商品説明まで確認するというのは大切なことです。わたしもよく読まずに仕入れをして失敗しました。
気がついたら電源プラグがあったりして、自主回収したりもしました。注意しましょう。