ちょっとおもしろ…面白くないツイートを見つけました。
最近、中国の個人や中小企業向けに、日本のAmazonに進出する為のセミナーがあちこちで開かれていて、そのメソッドがえげつない…という話が興味深かった。
という内容のツイートをしたけれど、長くなったので、画像にまとめました。 pic.twitter.com/HrQCPZq9sT
— 台湾人 (@Taiwanjin) July 13, 2018
どうやら中国人・中国の中小企業向けに、日本Amazonに進出するためのセミナーが開催されているようですね。
あまりにもえげつなさすぎる。
中国人・中国企業向け、日本進出Amazonセミナーの概要
ツイートに記載されていることを箇条書きにすると下記の通り。
- 日本人は『prime』、『高い評価』を基準に店舗が信頼できるか判断している。
- なので、100円程度の商品を出品して自作自演で購入・高い評価を繰り返す。
- 日本人は信用を大切にしているので、ライバルの商品を購入し『商品が届かない』・『品質が悪い』とウソをつき信頼・評価を落とせ。もちろん全額返金な。

日本進出Amazonセミナーの実体は『自作自演』と『同業者潰し』
Amazon輸入あるある、『自作自演』と『同業者潰し』について
これはわりとたまによくある話なのですが『自作自演』と『同業者潰し』ですね。
ここまであからさまな行為・セミナーがあるというのには驚きですが…。まぁそこらの2流、3流の情報発信者だと高額な情報商材の特典や高額なコンサルなどでノウハウを展開していそうな気はします。
ちなみに、わたしはさらにその下を行く4流の情報発信者ですがそういう悪質な手法は一切推奨していないつもりです。
輸入ビジネスにおける『自作自演』と『同業者潰し』は悪質行為か?考察してみる
自作自演と同業者潰し、これらは悪質な行為なのでしょうか?まぁ出品者側からしても購入者がわからしても悪質ですよね。
自作自演されると何を信用していいのかわからなくなるし、同業者が潰されるってことは不正な価格競争になると言えます。
実際に同業者に攻撃されると、

と叫ぶ人は多いです。
『自作自演』と『同業者潰し』はテクニックの1つである
ですが、わたし個人としては『自作自演』も『同業者潰し』もテクニックの1つであると考えています。
わたしは刈り取りなんかもやったことあるし、されたこともあります。
この手法を悪質という人もいますが…

この一言に集約されます。
高い評価の自作自演も、ライバルの商品購入して届かないとウソついて全額返金要求、おまけに悪い評価をつけるのも、すべてはAmazonのシステムが悪いという事実にたどり着くんですよね。
やられたらやり返す…倍返しだ!
同業者潰しについてはAmazonを使った物販に限った話ではありません。どんな企業だって常に他社から攻撃を受けてます。
たとえば、わたしが本業で勤めている会社は製品を作っている企業ですが、製品を作る企業は常に特許を取得することに心血注いでいます。
持っている特許を使って同業者を攻撃できるときはガンガン攻撃しますよ。お互い生存をかけたビジネス(戦争)ですからね。

ムカつきますけどお金・生存がかかったビジネスをやっている以上は仕方のないことです。
もし自分から攻撃を仕掛けるなら、その攻撃はいつか必ず自分に返ってくることは覚悟したほうが良いでしょう。刈り取りをするなら刈り取られ、アカウント潰すなら潰し返される。
問題の根幹はAmazonのシステムの脆弱性
これらはすべてセラーとか中国人とかセミナーの問題ではなく、Amazon側の問題であると考えます。
Amazon側はa.s.a.p(できるかぎり早く)でこの問題を解決しなければならないと思うのですが…。対策しても新しい手法が産まれて…このイタチごっこなんですよね。
ユーザからの指摘があれば事実確認をする前に販売停止などのアカウント制限入れてきたり、Amazonの方針はよくわからない。
Amazonの長期的・持続的な経営…サステナビリティな経営に関わる問題です。
『同業者潰し』攻撃の対策は?
じゃあ一般的なセラーとしてはこういった攻撃をただ黙っているしかないのか?というと…黙っておくのが一番無難だと思っています。
リスクヘッジとして複数アカウントで運用するといったことはやったほうが良いでしょう。実質、カート獲得率も2倍になるし、販売できる品、物量があればアリです。
たとえこちらが独占販売権などを持っていても、Amazonはユーザから指摘があれば場合によってはアカウント停止といった措置を取ってきます。

試合に勝って勝負に負けるイメージ。直接取り引きしてるから、独占販売権があるから大丈夫、ではないんですよね。
- 撤退する。
- 報復する余地すら与えないように潰す。(法的、社会的に抹殺する)
- 複数アカウント運用など、リスクヘッジを考える。
これらが同業者潰しの対策です。
まとめ
- 中国では日本Amazonの日本人セラーをぶっ潰す手法が広がっている
- でもこれは割りと昔からよくあること。リアルビジネスだって日常茶飯事。
- でもやられたらやり返される。倍返しされる。なので悪質な攻撃は非推奨。
- すべてはAmazonが悪い。
こういったAmazonのころころ変わり規約・システムの脆弱性に付き合いきれない…というのが、わたしが輸入ビジネスを撤退した理由の1つです。輸入ビジネスセラーの皆様を縁の下で支えるポジションにシフトしました。
かなり厳しいことを言いますが、同業者潰しされるのが嫌だというのであれば、将来的に輸入ビジネスを続けていくのはむずかしいと思います。
わたしはメンタル弱いし、Amazonから連絡が来るたびにドキっとするし、そのうちスマホが鳴るだけでドキッとするようになってましたからね。それなりに太いメンタルないと輸入ビジネスは無理です。
輸入ビジネスを続けていける人は2パターンだけです。
- こういった攻撃をくらいながらも負けずに何度も立ち上がる
- 運良く攻撃をくらっていない

いいえ、まったく関係ないです。運が良いだけです。あるいは扱っているSKUが少ないとか、そういう違いでしょう。
アカウント閉鎖されたくない、ではなく、アカウントが閉鎖された時のために複数アカウント運用したりアカウント再取得の手順を学んでおくといったリスクヘッジを考えるべきです。
ラブ・アンド・ピースっていうのはわかるしそうであってほしいのですが…。これはわたしの人生経験を通してわかったことですが、『戦わずして得られる平穏はない』ってことです。