セラースプライトでは、商品の売り上げ推移を見ることができます。
過去の変遷はもちろん、機能によっては将来の予測も可能です。
一方で、そのデータは必ずしも正確ではないとも言われます。
そこで今回は、売り上げ推移に関するセラースプライトの機能を見つつ、誤差が生じる場合に対策できることもご紹介しましょう。
セラースプライトで売り上げ推移をチェック
セラースプライトには多くの機能があり、売り上げ推移も以下のように複数から確認できます。
- 市場リサーチ
- 商品リサーチ
- ライバル商品リサーチ
- レビュー分析
- 販売数予測
- 商品モニタリング
上記全てを使うのも良いですが、優先順位を決めて行うとスムーズです。
どんな商品を分析するのかや、各機能が持つ特徴(売り上げ以外にも調べたいことがある)などを参考に選びましょう。
売り上げ推移が正確ではない原因
もし、後で実際の売り上げ推移を確認した際に、セラースプライトの結果と異なった場合、いくつかの原因が考えられます。
データの追跡に影響している商品
次の要素を含んだ商品の場合、データの追跡(トラッキング)がしにくいため、正確な売り上げ推移がでにくいです。
- 1人1個などの購入制限がある
- 返品などで在庫が増えた商品
- 在庫が999個以上
- 配送方法が変更された商品
自社製品であれば、設定を解除するなどして分析精度を上げられます。
他社製品の場合は直接お願いするわけにもいきませんから、状況が変化するまで待たなくてはいけません。
必要に応じて、セラースプライトへの問い合わせも検討しましょう。
親ASINと子ASIN
バリエーションが複数ある商品は、それぞれに固有のASINが付与されます。
しかしセラースプライトの中には、このうち商品全体の親ASINでしか結果を表示できない機能も多いです。
そのため、仮に子ASINで分析して実際と異なるなら、親ASINの結果が出ている可能性があります。
親ASINで分析をかけ、結果が同じになるか確認してみてください。
そして子ASIN単独でのデータを見たい場合は、レビュー分析が便利です。
レビュー分析の場合は、売り上げにおいて子ASINそれぞれが全体の何%かを調べられます。
親ASINのデータは判っているので、そのうちの何%という形で調べたい子ASINのデータを推測しやすいです。
売り上げデータの急激な変化
季節のトレンドやprimedayを始めとしたセール期間など、直近に売り上げの急激な変化がある場合も、正確なデータが得にくいです。
この場合は、対象期間を変更して再度分析すると落ち着くことがあります。
セラースプライトの有料会員であれば、モニタリング機能でランキングと在庫から推測することも可能です。
カテゴリのデータソース不足
セラースプライト稼働初期には、特定のカテゴリに関するデータソースが十分でなく、精度に影響していたこともありました。
試しに、異なるカテゴリの商品を再度分析してみてください。
もしほかの条件は同じでカテゴリのみを変更し、売り上げ推移が問題なく表示された場合、データソース不足の可能性が高いです。
ただし、この場合はカテゴリそのものに問題が発生しているため、類似品で試すなどの対処は難しいでしょう。
解消するには時間を空けて再度分析するか、セラースプライトに直接問い合わせる必要があります。
売り上げ推移に誤差が生じた場合の対処法
セラースプライトの売り上げ推移で誤差が生じた場合、上記のように原因が判っていれば、それぞれの対処法を試してみましょう。
もしそれでも解決しない、原因不明の場合は、以下の方法を試してみてください。
実際の売り上げを確認して誤差の内容を把握
同じ原因、同じ機能であれば、誤差が変化することは少ないでしょう。
それを利用し、実際に出品している商品の過去の売り上げ推移を確認します。
同時にセラースプライトでも分析し、実際との間にどの程度誤差が発生しているかを比較してみてください。
仮に、セラースプライトの方が実際よりも10%多い結果を出しているなら、以降、同じ状況で分析する際は10%少ないと判断できます。
もちろん、原因が異なるなど、状況が変われば都度確認は必要です。
ですが、誤差の詳細を把握できていればそれを踏まえた判断ができ、鵜呑みにするよりもリスクを避けられます。
一定期間の販売数を自分で追跡する
過去の出品データがない場合は、新たに作るのも手です。
手間はかかりますが、商品を1日1回、いくつ販売されたかを記録していきます。
日数は長ければ長いほど誤差の把握に役立ちますが、1週間や1か月など期間を決めてやってみてください。
あまり長すぎると、いつまで経ってもセラースプライトのデータを使えません。
また余裕があればランキングなど、ほかの項目を一緒に記録しておくのも良いでしょう。
まとめ
商品の売り上げ推移は、今後の販売戦略に役立つデータです。
セラースプライトでは複数の機能から分析できますが、誤差が生じる場合もあるので注意しましょう。
とはいえ、原因の特定や誤差の範囲が分かれば、対処もしやすいです。
また、数値そのものは鵜呑みにせず参考程度にします。
前回の結果より多い・ライバルより少ないというような、比較をメインに活用するとリスクも抑えやすいです。
物販を効率よく続けるために、ぜひセラースプライトで売り上げ推移を把握しましょう!
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