新商品を販売する際、どの製品にするか以前にどんな市場を選ぶかも重要です。
商品自体が人気でも、市場全体の規模が小さく、少しの売り上げで注目された可能性があります。
そんな市場のリサーチに便利なのが、セラースプライトのトレンド市場です。
今回はトレンド市場の使い方や、特徴などをご紹介します。
トレンド市場はキーワードリサーチから
トレンド市場は、セラースプライトのキーワードリサーチ内にあります。
キーワードリサーチは、対象国と表示したい期間(月間)、カテゴリーを選択し、検索されやすい単語をピックアップする機能です。
トレンド市場はそれ自体が機能というわけではなく、1項目として必要に応じて選びます。
国や月間、カテゴリーを選択する中に、プリセットモードという欄があるので、そこにあるトレンド市場も一緒にチェックしましょう。
プリセットモードは、特定の条件に見合う選択を自動で行ってくれる機能です。
カテゴリーの隣により詳細な条件設定があり、トレンド市場ならトレンド市場を探るのに適した数値が入力されます。
設定されたのを確認したら、あとは下部のリサーチを押すだけです。
ちなみに、詳細条件の中にはキーワード入力欄もあるので、カテゴリの中でも特定の言葉に絞って分析したい場合に活用しましょう。
セラースプライトのトレンド市場で分かること
ここからは、トレンド市場のプリセットでキーワードリサーチを行った結果から、確認できることを見ていきましょう。
トレンド市場の条件で分析した結果
キーワードリサーチを行うと、以下の項目が結果に表示されます。
- キーワード
- 関連10商品
- 検索トレンド
- 月間検索数
- 月間販売数
- 転換率
- 露出数
- クリック数
- 成長率
- 前期比
- 直近3か月
- クリック集中度
- PPCコスト率
- PPC入札額
- 市場分析
このうち関連10商品は画像で、検索トレンドはグラフで表示され、数値よりも分かりやすいです。
また画面右端にはいくつかのアイコンがあり、それぞれ別のデータを確認できます。
例えばグラフのアイコンなら、直近1年間の販売数や検索数、転換率の閲覧が可能です。
要注意のクリック集中度
キーワードリサーチの結果に表示される項目の内、特に気を付けたいのがクリック集中度です。
クリック集中度が高いキーワードや市場は、特定の商品だけが売れている(クリックされている)かもしれません。
ゆえにトレンド市場で示された結果であっても、参入したところで売れる可能性は低いです。
結果の中でもクリック集中度の低い、様々な商品に分散されている市場を優先しましょう。
並べ替えでトレンド市場をさらに分かりやすく
キーワードリサーチに限らず、セラースプライトの各機能の結果画面は、条件による並べ替えも行えます。
例えば新品順で並べ替えることにより、市場への参入チャンスを見極めることが可能です。
新品の比率が多ければ、トレンド市場の結果でも売れているライバルは少なく、参入後に売れるチャンスがあります。
また、物販の熟練者なら販売数順で並べ替えて判断するのも手です。
上位のキーワードほど、トレンド市場の中でも特に売れているわけですが、言い換えれば同じだけ購入者がいることになります。
買ってくれる人がいる市場もまた、参入後の売り上げが期待できます。
あるいは、商品集中度順も便利です。
こちらは低い順に並べ替えることで、特定の商品が独占していない市場をチェックできます。
トレンド市場でも、特定の商品だけしか売れていない場合、別の商品で参入しても売り上げは期待しにくいです。
そこで商品集中度順に並べ替え、多くの商品にクリックや売り上げが分散している市場を探します。
参入する市場を決めたら詳細分析
各項目の右端にあるアイコンからは、市場分析レポートも閲覧可能です。
市場分析レポートでは、次のことが分かります。
- 業界需要
- トレンド
- 商品集中度
- ブランド集中度
- セラー集中度
- セラータイプ分布
- 販売期間分布
- 発売トレンド分布
- レビュー(評価)数分布
- 星評価分布
例えば、先ほど並べ替えだけで判断した商品集中度を、ここではブランド集中度やセラー集中度など多角的な視点で分析できます。
クリック集中度の結果と併せて、より分散された市場を探しましょう。
また販売時間分布からも、そのトレンド市場への参入しやすさが分かります。
最近、目安としては3か月から半年ほどに多くの商品が売れていれば、今後新たに参入しても受け入れられやすいです。
こちらは新品順で並べ替えた場合の参入しやすさを、より詳しく分析したと言えます。
ほかの機能も併用して参入の最終チェック
キーワードリサーチでトレンド市場を分析し、これという市場が見つかっても、まだ決断するには早いです。
セラースプライトにはほかにも様々な分析ツールがあるので、併用して判断材料を増やしましょう。
例えば、今回は市場調査がメインですから、そのまま市場リサーチ機能が役に立ちます。
また、参入予定の市場に気になる製品があるなら、ライバル商品リサーチで動向を確認するのも手です。
まとめ
セラースプライトのトレンド市場は、プリセットモードの1つでキーワードリサーチにて利用できます。
名前の通り、人気の市場を表示しやすい条件設定ができますが、表示された結果を鵜呑みにするのは良くありません。
結果の中でも、クリック集中度の低さや新品の多さなど、特定の商品に独占されていない市場選びが大切です。
加えて、市場分析レポートから詳細データを確認したり、市場リサーチ機能などを併用したりすれば、判断材料も増えます。
セラースプライトを駆使し、売り上げに繋がりやすい市場を見極めましょう。
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