儲かるとか言ってるリサーチツールは儲からない

ツールについて

輸入ビジネスの儲かるリサーチツールは儲からない5つの理由

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輸入ビジネスで出回っている儲かるツールとうたっているものは儲からないツールが多い。

わたしの本業はシステムエンジニアです。だからこそわかる、輸入ビジネスで出回っている多くのツールが実は儲からない設計になっているということを。

ツール販売ページは儲かる商品が簡単に見つかるって書いてるのになぜ儲からない!?と思われるかもしれませんが、実は非常に困った設計になっているのです。

儲かるツールが儲からない理由

1.ツール使用者全員が同じ結果を見ている

一番の問題がこれです。

販売されているツールの多くは簡単に儲かる商品を見つけることができます。というかそれが売りなんですけどね。

ツール作成者が商品データを溜め込んだデータベースを作成し、ツール使用者はみんなで同じデータベースを参照するというものです。

ツールに対して利益率や価格帯といった入力をして、その結果をパッと表示してくれます。複雑なAPIキーの取得や設定も不要だったりします。

しかし、簡単に扱える分だけこういったツールはどれだけ入力するパラメータを工夫しても、他のツール使用者と競合しないわけがないです。

ツールはそのまま使っても儲からない。ずらして使え!

なんて言う人もいますが、ちょっとずらしたところでそんなに結果は変わりません。そもそもずらしようがないものがほとんど。

ASIN一致のものだけしか抽出できなかったりするのですが、ASIN一致のものは手間を掛けず簡単に見つけられるため毎度ライバルが爆発的に増えます。よって、例のごとく価格崩壊におちいり、儲からないのです。

2.ツール作成者がAmazonのアフィリエイトで儲かるシステム

きっと多くの人が気づいていないことでしょう。ツール販売者はツールを売って儲けた上、儲かる商品をツール利用者にリンクを踏ませて、さらにそこでアフィリエイト報酬までゲットしているのです。

1回の仕入れで何十万と使いますのでツール開発者は丸儲けです。

すべてがこういった設計になっているとは言いませんが、みなさんが絶対使っているであろうサイトも商品のリンクはアフィリエイトリンクです。

ツールの中には月額ではなく買い切りタイプのものがありますよね。そういったものはアフィリエイトを利用している可能性が高いです。なぜなら、ツール開発者はサーバをレンタルしているわけですが、維持費がかかります。

よく考えてみてください。商品データを溜め込んだデータベース、運用するのに非常にお金がかかります。

買い切りにしたとして、販売し終わったらどうやって運用費を捻出するのでしょうか?そう、答えはAmazonのアフィリエイトです。

儲かるツールはホントに儲かる。ツール開発者がね。

ツール作成者は1度で2度おいしいのです。

わたしが理想的だと考えているツールは、ツール利用者自身がデータベースを構築するようなツールです。そうすれば外部に自分のリサーチ結果が漏れることもないし、秘蔵のASINも自分の中だけに隠しておけますので。
理想的なリサーチツールはデータベースを自分で所有するツール

問題なのがデータ量が膨大になるため個人で扱うのがむずかしくなるということです。というわけで、わたしは目をつけたASINだけをストックしておく『AsinStocker』を開発したわけです。

3. 購入者を喜ばせるツールであって儲かるツールではない

リサーチツールにはいろんな設定項目があったり、出力できる項目が多いです。そして項目が多いほど、機能が多いほど購入者はよろこびます。

高いお金を払うのですから、機能がたくさんあるほうがいいですよね。しかし、本当に稼ぐためには不要な機能が多いのです。

儲かるツールというコンセプトから離れ、購入者が喜ぶツールとなってしまっているツールもあります。

輸入ビジネスで本当に必要なものって下記の項目で本当は十分でしょう。

  • 日本Amazonの販売価格
  • アメリカAmazonの販売価格
  • 商品の重量
  • 商品のサイズ
  • 販売手数料

ランキング変動はモノレートで十分です。当ブログで紹介している『AsinKeeper』を使ってざっくりと売れているか売れていないかだけ判断できれば良いでしょう。

AmazonのAPIだけではランキング変動を取得することはできません。

ランキング変動まで表示してくれるツールはデータベースを持っているツールであり、購入者がカモになっている可能性が否定できません。

4.購入者はツール作成者のデータベース構築の作業員になる

データベースの作成は非常に手間がかかる作業です。新規商品でもできるだけ早く反映させなければならない。

しかし、AmazonのAPIではAmazonが持っているASINを総あたり的に取得するようなことはできないんです。

ではどうやってASINを収集しているのか?

答えはツール使用者がデータベース構築の作業員となっているということです。

ツール使用者がASINをツールに入力すると、すでにデータベースに登録されているASINならば結果を表示します。しかし、データベースに登録がないと、そのASINはデータベースに登録されていきます。

つまり、あなたの秘蔵のASINもツールに吸い上げられてしまっているのです。そしてその秘蔵のASINは他のツール使用者も見れるようになります。ASINの吸い上げ、これは本当に怖いもので、輸入ビジネスというビジネスモデルの崩壊にもつながります。

すべてがそういった設計になっているとは限りませんが、やはりデータベースを持っているようなツールは使う気にはなれませんね。

わたしが作るならば、サーバへの問い合わせはASINのみとするツールにします。商品検索や利益率何%の商品とかでは検索させないようにする、ということ。こうすることでツール利用者自身が見つけたものしか参照できなくなりますので。同じデータベースを見ていても、利用者同士で国境があるようなイメージです。

5.大御所がこのツール儲かるよ!と言っていても紹介料もらっているだけ

どれが儲からないツールか名指しで教えることはできません

輸入ビジネスで有名な人が絶賛するぐらいなんだからこのツールは大丈夫でしょ

とか思っていませんか?いえ、ただお金もらっているだけでしょう。輸入ビジネス向けのツールはアフィリエイト報酬がかなり高いです。

わたしはお金もらってませんけど、本当におすすめなので紹介します

なんて言われたとしても、『今はもらっていないだけで、後でもらう』、だけではないでしょうかね?

輸入ビジネスの世界は信用できないことが山ほどあります。大御所が言ってるからといって安易に信用して良いものかどうか、見極めが必要です。特に法律関係は間違った情報発信をされている人多数です。

が、しかし、ツールの見極めはプログラムがわかっている人じゃないとむずかしいです。そういったツールを販売している人もビジネスですので、どれがよくないツールなのかということはわたしからは回答いたしかねます。

まとめ

  • ツール利用者が同じリサーチ結果となり、競合する。
  • 儲かる商品を教えてくれるが、商品リンクがアフィリエイトになっていて、利用者が儲かるのではなくツール開発者が儲かるツールになっている。
  • 機能がたくさんあるが使わない機能多数。機能が豊富なほど利用者としては嬉しいが…利用者を喜ばせることが目的のツールになってしまっている。
  • 実はツール利用者がツール開発者のデータベース構築のための働きアリになってしまっている。
  • 大御所とも言えるような情報発信者が高額なアフィリエイト報酬目的で紹介している。

販売されているツールのすべてがダメというわけではありませんが、よくないツールはたくさん見かけます。

逆に設計的が良いと思ったツールは紹介していきたいと考えています。その点でいうとプライスター・マカドは正統派ツールと言えるでしょう。

当ブログでは本当に有益な情報を発信することが目的ですので、何を使うか、何を信じるかはみなさんの自由です。

ASINの吸い上げとかアフィリエイトとか、わたしがやりたい!と思うぐらいのアイデアです。そのうちASIN不一致も検索できるツールも出てくるかもしれませんね。あなたの秘蔵ASINを吸い上げて…。

ツールを選ぶ際には、儲かる商品が見つかるツールではなく、作業効率が上がるツールを選ぶのが良いです。くれぐれも、簡単にらくして儲かるツールを求めないこと。逆にそっちのほうが遠回りになります。

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