輸入ビジネスと円安の影響

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輸入ビジネスは円安だと儲からない?為替レートの変動は影響あるのか?

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輸入ビジネスにおいて、販売する商品の仕入れは海外になります。となると気になるのは為替レートですよね。為替レートは円安とか円高とかで変わるものです。

円安とは、円の価値が安くなるということです。円の価値が安くなればその分だけドルを買うために必要な円がたくさん必要になります。

たとえば1ドル80円だったら円の価値が高いので円高。1ドル120円だったら円の価値が安くなっているので円安。

10ドルの商品が800円で買えたのに、1,200円で買うことになったら400円も仕入額が増えてしまいます。

  • 円安になったら利益が少なくなってしまうのでは?
  • 赤字になってしまうのでは?
  • 円安になると輸入ビジネスは儲からなくなるのでは!?

今回はそんなことを心配する方へ、わたしなりの経験・考えをまとめたお話です。

輸入ビジネスにおける円安の影響は?

あまり影響はない

まず最初に結論を書きますが、輸入ビジネスにおける円安の影響というのはあまり影響はありません。気にしなくても良いでしょう。

詳しいことは後述しますが、簡単に言うと下記の理由があるからです。

  • 円安だから稼げないと思って新規参入が減る、撤退する人が増える
  • 物の価値は神の見えざる手で決まる。円安になればその分価格が高騰する

ライバルが減ってくれればその分だけ売りやすくもなりますし、自分で価格を決めやすくなります。

それが価格の高騰にもつながりますし、そもそも物の価値は神の見えざる手といって自然と適正な価格に落ち着くものです。

円の価値が落ちているだけで、物の価値は落ちていません。なので、円安になってもその差分だけ物の販売価格は高騰していくものです。

円安で稼げない!という考えの人が増えてライバルが減る

おそらくこの記事にGoogleなどの検索エンジンから検索してたどり着いた方は、『輸入ビジネス 円安 影響』というキーワードで検索してきたのではないでしょうか?

そういったキーワードから見え隠れするのは『円安だと稼げないの?』という悩みです。

そういった悩みはあなただけではなく、多くの人が抱えています。むしろ円安だと稼げないの?を通り越して、円安だから稼げない!と結論づけてしまう人もいるはずです。

そういう人はそもそも輸入ビジネスに参入しないし、初心者でまだ利益が出せていない人だと撤退も視野に入ることでしょう。

結果的に、ライバルが増えないし、ライバルは減るし、普段よりは販売しやすい環境になるとも言えます。

円安になって仕入れコストが上がっても、ライバルが減った分独占的に高値で販売できるようになるかもしれません。

どんなビジネスにおいても、儲かる儲からないというのは一概に言えなくて、『需要と供給のバランス』です。時期・時代によって変わるものです。

 

円安に備えて注意すべきこと

すばやく売り抜ける

為替の変動については1週間で2~3円動くことがあります。2~3円という数字はざっくり計算すると仕入額が2~3%変わってくるということになります。

100万円仕入れをすれば2~3万円のコストが増減するというわけです。個人の視点で言えば、1ヶ月あたり2~3万円の収入が変動するっていうのはちょっと大きく感じますよね。

たとえばあなたが1ドル100円のときに100万円の仕入れをしたとします。しかし翌週は1ドル99円になり、ライバルたちは99万円で仕入れをしたとしましょう。

つまり、ライバルはあなたより1%安く仕入れが出来ていることになります。

Amazonでは価格ぐらいしか差別化できるものがありません。ライバルと比べて1%高く仕入れをしているとなると、最終的な価格競争でついていけなくなる可能性もあります。

1週間程度ならまだしも、これが1ヶ月、2ヶ月となると、最悪10円ぐらい変動しているかもしれませんね。

時間が経過すればするほどライバルとの戦いで不利になっていくでしょう。もちろんその逆もありますが。

すばやく売りぬくことを意識することが大切で、在庫を縦に積んでさえいなければ円安はたいして影響ありません。

米国雇用統計や大災害など大きな出来事があった場合は仕入れを控える

為替レートが変動する要因というのはいくつかありますが、その代表的なものが大きなニュースや災害です。

記憶にあたらしいとは思いますが、東日本大震災では信じられないくらい円高になりましたよね。

なんで大災害が起こって円高になるの?日本がダメになりそうだから円の価値下がるんじゃないの?って思ってしまいますよね。

ところが、大災害が起こると復興のためにたくさんの円が必要になる、だから円が高騰するわけです。

これは日本側の為替レート変動の要因ですが、アメリカ側の要因だと代表的なものが米国雇用統計の結果です。

米国雇用統計の結果が良い、悪い、ではなく、『予想より良いか悪いか』なのです。

米国雇用統計は毎月、第一金曜日に発表されます。1日にして数円の為替レート変動がありますので、この周辺では仕入れを控えておいたほうが良いでしょう。

まとめ

  • 輸入ビジネスでは円安はあまり影響しない。
  • 円安だから稼げないという理由でライバルが減る。
  • 円安になっても物の価値は変わらない、販売価格が高騰する。
  • 結局すぐに売りぬくため在庫を縦に積みすぎない。

輸入ビジネスをやっていると円安ってなんだか不安になりますよね。でも結局はそんなに大した影響ないので杞憂に終わります。

わたしも輸入ビジネスを実践していて、円安のせいで稼げなかった!赤字だ!ということはほとんどありませんでした。

円安よりもライバル増加による価格崩壊やアメリカAmazonでの安売りのほうがずっと影響ありますね。円安を気にするよりはそちらを気にしたほうが良いです。

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