輸入ビジネスではマインドが重要である、ということがよく言われています。
たしかにある程度マインドが大切なのはわかります。わたしのような一般的な社畜には社畜マインドというものが植え付けられていますからね。
- お金は汗水流して稼ぐ
- 働いた分だけお金がもらえる
別に楽して稼ぐとか言うわけではないのですが、お金は時間をかけなくても稼げると思っています。本当に人に喜ばれるようなことをすればお金はいただけるわけであって、流した汗の量とかかけた時間でもらえるものではないと思っています。
…ということに気づいたのは、わたしは祖父の影響や父の仕事を見てからのことでした。
輸入ビジネスではたびたび、
- マインドで稼ぐ
- マインドさえあれば稼げる
みたいなものを見かけます。その結果、稼げなくなっている人もいるのではないかと思いますので、ちょっと参考になる動画を紹介します。
マインドよりも大切なこと
超まとめて結論を書くと、
- 楽に稼ぐ方法ばかり探していて行動しない人がいる
- 大切なのは行動すること
ネットビジネスにすごくありがちなのですが、
- 1日30分で月収100万円!
- 初月で100万!
とか。初心者があたかも始めたらすぐに楽して100万稼げる、みたいなイメージを植え付けられます。
情報ばかりを集めていて行動がおろそかになってしまう。…あると思います。
マインドより大切なこと1つ目:行動を起こすこと
行動を起こせなければ意味がない
わたしはこのブログを通して常々、『マインドよりも行動が重要』ということを訴えています。
実際のところ、輸入ビジネスは労力がお金になるお仕事です。
わたしは身体にハンデがあるため、労働力で勝負をするといずれ必ず負けることになります。身体の弱い人間が身体で勝負すれば負けるのは必然。これが輸入ビジネス撤退理由の1つです。(言い訳とかではなく、自分の弱いところに真摯に向き合う・直視するってすごく大切、というのがわたしの人生を通して言えることです)
定期的に入院したりして身体が動かなくなるわたしは、『いかに時間をかけずにお金を稼ぐか』、ということに重きをおいています。おかげさまで1ヶ月全く仕事しなくても、月20万円は入ります。
本当にありがとうございます。これからもがんばります。(ホント、ツールに機能追加の要望などあれば検討しますのでお気軽にお問い合わせください。検討した結果やらないってことも多いのですが…)
誤解して欲しくないのですが、これは楽して稼いでいるわけじゃないです。
- ツールを開発できるようになる技術を得るために、壁一面が本で埋まるほど勉強しました。
- 本当に良いと思える本は何度も繰り返して読みました。
- 難関と言われる国家資格を取得するために、本をテキストファイルにし、テキストを音声に変換し、音声を聞きながら通勤をしていました。取得するのに3年かかったものもあります。
つまり、毎日毎日、血便が出そうなぐらい努力をしてるってことです。
毎日血便が出そうな想いをしながら不労所得を作る…ただしくは、お金が入ってくる流れ、仕組みを作っている、ということです。
しかもこれだけ努力をしても1円にもならない可能性だってあるわけです。わたしがやっていることは輸入ビジネスのようにノウハウが豊富なものではなく、完全オリジナルのビジネスであるため、いつも不安の中でひたすら作業をしています。
そういうリスクを背負って血便出しそうになっているわけです。
弱者の戦い方
輸入ビジネスの世界はマインドマインドしていますが、冒頭でも書いているように一般的な社畜であれば、
- お金は汗水流した分だけもらえるものではない
- 働いた分だけお金がもらえるものではない
という意識さえあれば十分ではないかと思います。逆に言うと、一生懸命がんばってクソみたいなものを作って売りつけてもお金がもらえるっていうのは変な話だと思いませんか?
わたしはとにかく行動派です。わたしのような社会的弱者が一般的な人と戦うためには、人ができないような行動を起こす、ぐらいしか戦える武器がないからです。
手持ちの武器は少ないのですが、
- 少ない武器で戦っていく方法
- 道端にころがっている小石すら武器に変えていく方法
を考えるしかないと思います。わたしは自分の病気・ハンデすら売名の道具だと思ってます。コンプレックスを克服したデブがお笑い芸人になるように。コンプレックスを克服して武器にする、という考え方。
マインドより大切なこと2つ目:マーケティングを学んだほうがいい
マインドを勉強するよりマーケティングを勉強すべき理由
わたしはマインドという言葉がうさんくさくてキライです…。
マインドよりも古来から存在するもの、確立された知識体系のほうが大切だと思っています。
特に、ビジネスをする上でやっぱり大切なことってマーケティングにあるのではないでしょうか?
わたしの本業はシステムエンジニアです。システムエンジニアといえば、プログラミングとかなんかしたりしてモノを作ったりするイメージが強いと思います。
システムエンジニアはプログラミングができる人ではなく、問題解決をする人、が正しいです。その問題解決のために、マーケティングも日常的に勉強したりします。
輸入ビジネスをしている方はマーケティングというものを知らない人も多いでしょう。輸入ビジネスは物販で、マーケティングというものは基本的にAmazon本体がやっていることです。
それでもマーケティングを学ぶべき理由というのは、『ビジネスの本質』がそこにあるからです。
わたしは最近、下記の本を読んでみました。
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と思うかもしれませんが、実はこの本は広告の話にとどまらないんです。
この書籍の著者である小霜和也さんはプレイステーションのコピーを手がけた人であり、プレイステーションの売上に貢献した人です。
プレイステーションVitaというPSPの後継機が出たのですが、Vitaは出だしは不調でした。ですが、小霜和也さんはVitaが売れない理由を明確に洗い出し、PSPの強みがなんだったのか、そして後継機であるVitaはどう売ればいいのか?ということを考え、
- 共闘
ということをテーマにして売り出していきました。そう、PSPの人気はモンスターハンターが火付け役であり、PSPユーザーが求めていることは『共闘』だったということなんです。結果、Vitaの方向性は共闘するゲームという認識となり売上はのびていったという。
- ユーザーが何を求めているのか
- 製品の強みは何か
『人と物をつなぐ、これがコピーの役割』、と言うのですが、本を読めば読むほど話はコピーだけではないことがわかっていきます。
もっと広い意味、ビジネス・マーケティングの話をしているなぁと感じる1冊でした。
コピーはセンスだったり、何が当たるかわからない運みたいなものかと思っていたのですが、どうやらそうではなさそう。
きちんとユーザが求めるものを把握して、他者にはない強みというものをアピールして売り出せば、売れるのは必然なのだと知りました。30日あったら29日は調査。コピーを書くのは1日なんだとか。
…この本はもう一回読もうと思います。
輸入ビジネスのマインドの問題点
輸入ビジネスの世界は手っ取り早く大きく稼ぐ、というものが多いのです。
ゆえに、中には違法だったり違反だったり詐欺だったり、かなりグレーというかブラックなものも多いです。こういうのって、真っ白でピュアな人ほど染まりやすいと思ってます。
先日の記事ですが、人の善意を悪用するような手法もたくさん出回っているようです。
おそらく、悪いことなのに悪いと思っていない、認識する思考すらないのでしょう。
何が良くて何が悪いのか?まっとうにお金を稼ぐってどういうことなのか?
今一度、ビジネスの本質というものを学んでおくべきなんじゃないかなぁと思うのです。
輸入ビジネスはたしかに手っ取り早く大きく稼げると思っています。ですが、これが普通なのではなく、異常であると思っておいたほうが良いです。まさにドル箱状態。違反・違法をしていけばさらにぶっ飛んで稼げるでしょう。
ですが、当然悪いことをすれば相応の報いはあるってことです。
こういったことは、しっかりビジネスの本質を捉えていれば逮捕されるなんてほとんどないんです。逮捕されたっていうことはそれなりの悪いことをしたってことです。自分の利益を優先した、意識が低かった、と言えるでしょう。
法律関係の記事でお話していますが、法律を完璧に抑えることはざんねんながらむずかしいです。でも、ユーザー・ファーストな考えを持っていればおのずと何が違法なのかということが見えてきます。
人に不利益になるようなことをしない。これをしっかり意識していれば、法律を完璧に抑えていなくても逮捕されるなんてことはほぼないでしょう。
まとめ
- とにかく行動を起こす、もがけ!
- うさんくさいマインド?を学ぶぐらいならビジネスの本質、マーケティングを学ぶべき
マインドが最重要だと思っている方は、ちょっとわたしの話もよければ参考にするというか耳を傾けてやってみてください。
勉強っていうとキライだ、と思う人もいるかもしれませんが、マーケティングの話ってけっこう面白いです。
このブログでもちょいちょい紹介していますが、『100円のコーラを1,000円で売る方法』、マンガで読みやすいし、こちらもビジネスの本質がわかる良い本です。
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…ついでに、『ビジネスの本質』を知るという点では、『孫子の兵法』も役に立つと思います。
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わたしがくどいぐらいに口にする、『戦わずして勝つ』というのは、孫氏の兵法です。
これはビジネスでも同じことが言えて、基本的に全ての状況において『戦わずして勝つ』戦略を取るべきなんです。…モノ・サービスがあふれている、多様化している今の時代は必須と言えるのかもしれないです。
物販をするならば、『たくさんの人に売りたい』は『売れない』ということを覚えておいたほうが良いかもしれません。