『貯金したいんだけどお金が貯まらない…』
そんな悩みを抱える人は今の時代、多いでしょう。
会社の給料は低いし上がらないし、なんとなく物価は高いし。こんな状況でお金を貯めることなんてできません。
わたしの社畜年収は500万円~600万円をうろつくぐらいなので、たぶん中流ぐらいに分類される社畜だと思います。
しかし、それでも1ヶ月あたりの手取りは20万円台です。家族4人を養うのは大変です。
そんなわたしですが、お金のやりくりはどちらかというと上手なほうだと思っていて、30歳前半にして貯金は2,000万円近くありました。
社会全体で見ると、この年齢でここまでの貯金ができる人は10%未満だそうです。逆に言うと、10人に1人程度はこれだけ貯められてるってことです。高給取りが多いとは思いますが、意外にも地道にコツコツ貯めて達成した人も多いのだとか。
貯金したい、でも貯まらない。今回は貯金2,000万円近くいった人から見る、貯金が貯まらない人の特徴について書いてみます。
お金が貯まらない人の特徴
1.貯金したいと思う人は貯金が増えない
わたしの会社の先輩のお話です。
この話をしていたのはわたしが新人ぐらいのころでした。先輩は2~3年目の社員です。
わたしが思うことは、
- 貯金しようと思っている人は貯金ができない。
- 貯金ができる人は貯金しようと思って貯金していない。
ではないでしょうか。実際のところわたしがそうです。
『毎月○円貯金する』、これがそもそもの間違いで、これは裏を返すと貯金するお金意外は使って良し!ということです。月5万貯金とか、1年でどうがんばっても60万円しか貯金できないじゃないですか。
わたしは常に、必要なお金以外はすべて貯金する、としています。全く貯金できない月もあれば、70万円~80万円近く貯金する月もあります。毎月支出が変動するのに、貯金額が変動しないというのもおかしな話ですよね。
インベスターZというドラゴン桜の作者が書いたマンガでも、『なかったことにする貯金』でお金が貯まると言っています。給料から○万円天引きで貯金に回すというもの。これも同じで貯まらない貯金、または頭打ちが見えている貯金です。
月○万円貯金する、という話は、最初から破綻しているんです。
2.貯金のために我慢している
- 貯金をするには節約をする。
- 節約をするには我慢をする。
そう思っている人は多いと思います。わたしの経験上、我慢をする節約というのは続きません。
趣味の旅行を我慢したり、家族とのレジャーを辞めたり。それってなんのために生きてるの?ってわたしは思います。
人に苦痛を強いるような節約はすべきではないです。
人に迷惑をかけるような節約というのは節約ではなく、ケチ。節約家・倹約家とケチの違いというのは他者を巻き込んでいるかどうかであると私は思っています。
わたしが子供のころ、お金のない家でしたが一度も貧乏だと思ったことはありません。
- 団地、かつ、居候
- 旅行で泊まる時はホテルではなく寺
- 欲しいものを買ってもらえるの は年2回のみ
ドラクエメンバーはいつもレベル99になるまでやりこんでいました。半年遊ばなければなりませんからねぇ!
貧乏と感じなかったのはケチではなかったからです。回数は少なくても、確実に欲しいものは買ってもらえていましたから。欲しいものすべてを買うことはできませんでしたが、逆に言えばどれだけお金があっても欲しいものすべては手に入らないんです。
人は1つ欲求が満たされると次の欲求が出てくる。これはマーケティングのお話でも出てきますね。
大切なのは欲求を満たすことではなく、欲求を制御することなんです。その点でわたしの両親は上手に教育してくれたと思っています。
子供のころは外から見れば貧乏そのものだったのでしょうけど、わたしの両親は今は富裕層であり、わたしも貯蓄2,000万円貯めたほど。ちなみにわたしの姉もわたしほどではないけどかなりのお金を持っています。
お金がたくさんあっても、無駄遣いは一切せず質素な生活を続ける、お金を大切に使う。祖父の遺産で富裕層となった両親ですが、旅行に行くと車中泊してます。食事も自炊とか…わたしから見ても筋金入りだと思います。
お金は生き物で、自分を大切に扱ってくれる居心地のいい場所に留まるものなのでしょう。
3.見栄っ張り
というアピールをしたい人は多いと思います。
いい車を持っていてもローン組んでいたり、いい時計を持っていても貯金がなかったり。
ここはお金の価値観が分かれるところではあると思いますが…。
高い車や時計は本当に必要なものでしょうか?
わたしは最近、日産セレナのハイウェイスターを現金一括400万円で購入しました。
現金一括400万円使ったくせにぶっちゃけて言いますが、全く必要ないです。
車なんてコンパクトカーで十分です。でも軽自動車だと事故った時が怖いので、必要最小限の重量・大きさ・パワーは必要かと。
少し脱線しますが、新車を買ったのには理由があって、
- 妻が家族みんなで大きな車に乗るのが夢だという
- 妻の友達はみんな大きい車を持っているとか言う
- わたしはお金をたくさん貯金があるとか言うくせに、お金を使っているところ見たことがない
- …わたしがたくさんの貯金があるというウソをついているのではないか!?と義父、義母から疑いをかけられた
まるで結婚詐欺師のような疑い…そんな疑いがかけられていたなんて全く考えていませんでした。
銀行口座の貯金額を見せたりもしました。マネーフォワードのスクリーンショット撮ったり。その後いろいろ話し合った結果、セレナ ハイウェイスター Gセレクション400万円を現金一括購入です。今後はこういうのなしね、という条件付きで。
車買ったら買ったで『その金額を一括で払う人はじめて見た…』とか言う。わたし個人としては車は一括で買うものであり、借金してまで買うものではないと思っています。車は一括で買って当たり前。特に、高級外車をローン組んで買うのがもっとも愚かな行為だと思っています。
車を買う前も後も、『いい車なんていらないな』っていう気持ちは全く変わらないです。妻には見栄を張りたいという気持ちがあったと思います。見栄のためにお金を使うのは貯金の敵。虚栄心ってやつはお金の天敵ですね。
4.楽をするためにお金を使っている
先日の記事でも少し書いたのですが、移動にタクシーを使う、という話です。
- タクシーは時間の節約になる
- 時間をお金で買うという考え方
- タクシーの中で仕事すればいい
ちなみにわたしはタクシーなんて人生で両手の指で数えられるぐらいしか乗ったことがありません。基本的にタクシーは使わないし、バスも使わないこともあります。自宅から駅まで徒歩だったり走ったりします。
その理由は、
- 健康のために自宅~駅を徒歩・走る
- バスを使った時は寝る
- バスで寝た分、早起きするなどして睡眠時間を削る
代替可能なのでタクシー・バスを使わないだけです。
健康ってのはすごく大切です。ソースは2年に1回入院しているわたし。
入院した回数は両手に加えて足の指まで使わないと数えられないくせに、わたしが入れる保険は片手で数えて指が余るぐらいしかないうえに、1ヶ月あたり5万円とか…。
失ってからわかる大切さ。でも失うと二度と手に入らない。わたしは大腸を全摘していますが、大腸があったころがどれだけ楽だったことか。
健康のためにはある程度時間をかけなければなりません。お金にはならないけど時間をかける。つまり、物事は時間とお金だけというような単純な話ではないんです。
わたしなりの持論なのですが、
- 楽をするためにはお金を使わない
- 快楽を得るためにお金を使う
ということです。快楽を得るためにわたしは高額なロードバイクは買うし、ロードバイクで上位を目指すんです。そうすれば自然と健康になるし栄光も手に入る、趣味にもなる。正のスパイラルってやつです。
5.お金を使うことに注力していない
おそらく、貯金が多い人のほとんどがそうだと思うのですが、貯金ができている人というのは貯金に力を入れているのではなく、お金を使うことに全神経を注いでいるはずです。
なんて人がいますがまったく逆で、お金を使うことほどむずかしいことはないです。
- これは本当に必要なのだろうか?
- 代替えできないだろうか?
- これを買ったら何年持つのか?買い替え周期は?
- コストパフォーマンスはどうか?
などなど、買い物1つするのにも全力で思考を巡らせます。で、結局買わないっていうパターンも多いんですよね。
わたしもよく妻に言われます。
とか。別にわたしはお金を使わない人間ではないんです。必要なものであれば高くても買います。むしろわたしが買うものは高額なものが多いです。コストに見合うだけ価値あるものになかなか出会えない、見つけられないだけなんです。
と思えるものだけを買います。物への愛着が強いと丁寧に使うし、長持ちします。結果、買い替えもしなくなるのでコスパも良くなる。
まとめ
- 貯金しようとすると貯金できない
- 我慢する貯金は続かない
- 見栄を張ることにお金を使っている
- 楽をするためにお金を使っている
- お金を使うことに力が入っていない
人はお金を増やすことばかり考えがちですが、支出を減らすというアプローチは低年収だろうが高年収だろうが、どのステージにいても必要なことだとわたしは思います。
お金持ちでも破産する人もいます。むしろ年収900万円ぐらいが一番破産しそうな年収だと思います。見た目上は収入が多いので海外旅行とかちょっと豪遊しガチなイメージ。でも実態は現代の共働き家庭と同じぐらいの収入であり、共働き必須の時代なので年収900万程度では豪遊なんてできないんです。
このブログを読んでいる方は当ブログのテーマでもある『輸入ビジネス』を副業などにして多く稼いでいる人が多いと思います。
お金を増やすことと、節約や貯金は全く別の話ではなく関連のあるものです。
収入が多い人は節約・貯金を、節約・貯金を徹底しているのであれば、副業で輸入ビジネスを始めてみるのはいかがでしょうか。