今回のテーマは中国輸入でも直接取り引きでも、世界のAmazonの価格情報を取得する行為は必要だ、というものです。
Amazon輸入ビジネスの入り口・基礎は欧米輸入でしょう。アメリカAmazonから仕入れて日本Amazonで販売するというスタイル。
Amazonには商品情報や価格情報など、データを効率的かつ高速に取得するための仕組みがあります。Amazon APIというものです。
ゆえに、たくさんのツールがネット上には出回っているのですが、
- 欧米輸入でしか使えない。
- 欧米輸入なんてオワコン
と思われている方も多いのではないでしょうか。
これはわたしの実体験でもあるのですが、どんな取引をするにしても、Amazonからデータを取得するというのは必ず必要な行為になります。
どんな取引でもリサーチでAmazonの価格情報を取得するのが必要な理由
Amazonほど効率よく価格情報を取得できるものはない
- 楽天市場
- ヤフーショッピング
- ヤフオク
日本だとAmazon以外で有名なネットショップモールは上記のものがあります。海外で言えばeBayやウォルマートなどがあります。
それぞれAPIが用意されていて商品情報や価格情報を取得することは可能ですが、Amazonに比べると使い勝手が悪いです。
逆になぜAmazonは商品情報・価格情報を取得しやすいのか?
その理由は、
- 1つの商品(ASIN)に複数人のセラーがぶら下がっているため。
- 複数のセラーが1つの商品(ASIN)に対して価格を設定している。
- よって、商品に対する価格設定の信頼性が高い。
- 1つの商品(ASIN)に複数セラーがぶら下がることができるため、同一商品に対して複数のASINが作られにくい。
たとえば楽天やヤフーショッピングだと、1つの商品に対して複数のIDが出来上がります。しかしAmazonの場合、1つの商品に対して1つのID(ASIN)であることが多いです。
実際には1つの商品に複数ASINが作られることはありますが、楽天やヤフーに比べればその数は少ないです。
複数ASINがあったとしても、メインとなるASINは1つだったりします。
ゆえに、Amazonの場合は1つの商品(ASIN)を調べることでほぼ確実に適切な価格を取得することができる、複数ページにまたがって商品をリサーチする必要がないため、効率よく商品情報・価格情報を取得できるというわけです。
Amazonの価格は『軸』である
と思っている人も多いかもしれません。しかしわたしの体感としましてはそんなことはありません。
直接取り引きをするにしても、そこらへんのネットショップから仕入れをするにしても、Amazonの価格情報の取得は必要です。
と思っていても、わたしはAmazonの価格情報をリサーチすべきであると考えます。
なぜなら、Amazonの価格情報は『軸』であるためです。
Amazonから取得した価格を中心に他のネットショップの価格もリサーチするのが効率良いです。
他のネットショップも『軸』から大きく乖離している可能性は低い
たとえばアメリカAmazonの場合、商品Aの価格が50ドルだとすれば、eBayでもだいたい50ドル前後で販売されています。
と決めつけて、Amazonをそもそも見ないでeBayだけ見てリサーチをする。eBayや野良ネットショップを必死にリサーチして利益の出る商品を見つけた時、その商品はライバルに見つからない商品と言えるのでしょうか…?
反対にその利益の出そうな商品をAmazonで探してみると、Amazonのほうが安いかAmazonとほとんど価格が変わらなかったりします。
商品に対する価格というのは『神の見えざる手』で決まっています。Amazonで50ドルで売られていれば、だいたい他のショップでも50ドル前後であり、極端に安く買えるというケースは少ないことがほとんどです。
Amazonの価格を『軸』として捉え、さらに安く仕入れることができるか、考える
これはわたしのやり方です。
わたしの場合はツール、当ブログで公開している『AsinStocker』を使って『価格の軸』を取得し、最安値となる仕入れをするよう心がけていました。
- アメリカAmazonと日本Amazonの2万件ある商品の価格情報を一気にぶっこ抜く。
- 価格から利益計算をして、利益が出るかチェックする。
- 利益が出ると判断したならば、さらに安く仕入れることができないか、eBayなどをチェックする。
と言う人は多いです。しかし、eBayを中心にリサーチをしていてはスピードを殺してしまうのでやっぱり稼げなくなります。
直接取り引きするなら価格情報を監視する
直接取り引きで扱う商材というのはAmazon輸入では太刀打ち出来ないような商品でなくてはなりません。
それは常にAmazon輸入では利益が出すことのできない商品です。直接取引による大量仕入れで大幅にディスカウントを効かせないと利益が出せないような商品になります。
そのためには、アメリカAmazonと日本Amazonの価格情報を監視して、いかなる時においても利益が出せない、または利益は出るが小さい、価格競争になっても勝てるという見込みがなければなりません。
というわけで、直接取り引きだろうがネットショップ仕入れだろうが、ツールを使って効率的、かつ、高速にAmazonをメインにリサーチをする必要がある、というわけです。
これをしっかりやっておかないと、
というケースに陥ることもあります。
まとめ
- Amazonほど効率よく商品情報・価格情報を取得できるものはない。
- Amazonで設定されている価格を軸とする。
- 軸から大きく乖離して販売しているネットショップというものはさほど多くはない。
- Amazonの価格を軸とし、さらに安く仕入れられないか、という視点で他ネットショップなどを利用する。
- 直接取り引きをするにしても信頼できる価格の推移を監視する必要があり、それに役立つのがAmazonの価格情報
世の中にはツールを使わずにリサーチしている人がまだまだたくさんいるようです。中には上級者の方が、
と言うのを盲信している人もいるでしょう。
わたしは別にツールを使えば儲かると言いたいのではありませんが、ツールがなければ稼げない、ということは主張したいです。
要は、ツールというのは使い方なんです。ツールは『道具』という意識を持っておいてください。