Amazonで商品を出品するとき、SKUはどんなものをつけていますか?
自由に決められるからこそSKUの決め方に悩んでしまうんですよね。
SKUの決め方なんて一見どうでもいいように思うのですが、ここをしっかり決めておかないと、あとでいろいろと管理が面倒になります。
今回はわたしの失敗事例も添えて、SKUの決め方について書かせていただきます。
効率の良いSKUの決め方とは?
わたしが最終的にたどり着いたSKUのフォーマット
SKUは単純でさほど奥が深いものではありません。ここで説明しなくとも効率の良いSKUフォーマットにたどりつけることでしょう。
ですが、初心者の場合だとSKUすらどう決めていいか悩んでしまうものです。
最初に結論から書きますが、わたしがたどりついたSKUフォーマットは下記です。
- SKU…BXXXXXXXXX-NW-1
- BXXXXXXXXX…ASIN
- NW…コンディション。たとえばNewならNWとする
- 1…ID(何回目の仕入れ、など。)
わたしの中ではこのSKUで困ったことはもありません。逆に、上記ではないSKUを設定したことでとても面倒な目にあいました。
SKUの決め方の基本は、『変動する要素を含めないこと』です。
他のブログではよく、

などと言っていますが、わたしはこれが効率の良いSKUとは思いません。
これはわたしのコンサルの先生も言っていましたし、わたしの中の輸入ビジネスバイブルにも似たようなことが書いてありました。
その理由も含めて説明していきます。
ASINを含める
SKUにはASINを含めるようにします。
これはなぜかというと、セラーセントラルからダウンロードする売上のレポートにはASINが含まれていないためです。

ということがあります。
要は、SKUとASINを紐付けるための要素がない、という問題を解決するためにSKUにASINを含めるのです。
SKUにASINを含めると、在庫補充のときに商品検索の手間が少し省けます。

コンディションを含める
同一の商品でもコンディション毎にSKUを決めなければいけません。
すべてが新品として出品できれば不要な要素なのですが、ざんねんながら欧米から届く商品はコンディションの悪いものが多いです。
わたしはNewならNW、ほぼ新品ならUsedLikeなのでUL、といった具合にSKUを決めています。
上述したように、わたしはSKUにASINを含めています。同じASINの商品でもコンディションが違うだけで別のSKUを設定する必要があります。
重複をさけるために、SKUにコンディションを表す文字列を入れているわけです。
オリジナルのIDを含める
変動することがないようなIDを含めます。わたしは

ということを表すためのIDを設定しています。仕入れIDと呼んでいます。
同じASINでも、在庫が切れていた場合には新規にSKUを登録して出品したりするため、このようなIDを付け加えています。
もし、あなたが常に補充するのみであれば、このIDは付けなくても良いでしょう。
ただし、わたしとしましては仕入れ毎に仕入れ値が異なるため同じ商品でも毎回必ず新規にSKUを決定していました。
仕入れ値が違うのに同じSKUにしておくと、SKUベースでの売上管理が正確にできなくなってしまうんですよね。マカドやプライスターだとSKU毎に売上管理をしていますので、正確な売上管理をしようとすると納品毎にSKUを決定する必要があります。
注意点としましては、1つのASINに対して複数のSKUを設定しているとAmazon的には『露出を高める行為』として指摘されることがあるようです。
ちなみにわたしは一度も指摘されたことはありませんし、そもそも自分の扱っている商品の一覧ページにおいて同一ASINが表示されないよう、納品ペースを調整はしていました。
失敗したなぁ…と思ったSKU
多くの人が失敗しているのでは?
おそらくですが、きっと多くの人が下記のような要素をSKUに含めているのではないでしょうか?
- 日付
- 仕入金額
- 仕入個数
- 赤字ライン
なぜこのような要素を含めている人が多いのでは?と考えた理由は、これはAmazon輸入の書籍にこのようにSKUを決めると良い、と書かれていたり、わたし自身がコンサルの先生から教わった内容だからです。
いろんなブログでもこれらの変動的な要素を含めるよう書かれています。
上述しましたが、このような変動する情報はSKUには含めないことを強くおすすめします。
日付をSKUに含めると実際の値と不一致が起こる
たとえば仕入れの日付、納品の日付です。基本的に出品するたびに、出品する日付は異なります。
たとえば、2016年1月1日に出品をしたとしましょう。SKUには16-01-01とつけます。そして2017年1月1日に同じ商品を出品しようとしたとき、場合によっては16-01-01のSKUに対して在庫を補充することもあるでしょう。

そもそも日付をSKUに含めるということは、出品してからどれぐらい時間が経過したかを把握するためにつけているものです。

日付をSKUに設定する意図としては、◯ヶ月経過したら損切りしよう、という目安のために設定しているのだと思います。これではまったく役に立ちません。
SKUに仕入額などを含めると再計算した時に不一致が起こる
仕入金額や赤字ラインをSKUに含めると、手動で価格改定をする際にすぐにどこまで値下げしてよいか判断するのがすごく楽になります。
しかし、これも日付を含めたときと同じく、出品するたびに情報が変動するため在庫を補充しようとする実際の値と一致しなくて管理が複雑になっていきます。
あとから補充したものはもっと値下げして大丈夫なのに、SKUに書いた赤字ラインが障害となり、本当ならついていける価格競争についていけない、といったことが起こります。
これはわたしの例ですが、コンサルの先生からいただいたエクセルファイルの計算式が間違っており、何度か見直しています。
計算を見直す度にSKUが変わってしまい、過去に出品・販売した商品を効率よくトレースできなくなってしまいました。
たとえば、出品した時には赤字ラインが1000円で『1000』というような数値を含めるSKUだったとします。
計算見直しで赤字ラインが1100円となり『1100』になったりします。商品が売れたあとにSKU『1100』を探してもどこにも見つからない…。それもそのはず、なぜならSKU登録時には1000という数値で登録していますゆえ。
これにより、リピート仕入れの作業効率を著しく下げてしまいました。
商品の在庫保管日数や仕入金額はマカド、プライスターで管理するのがおすすめ
SKUに日付、仕入金額を入れないと、価格改定時にちょっと不便な感じはします。
ですが、そもそも取り扱う商品の量が増えると手動で価格改定なんてやってられなくなります。なのでわたし早い段階、むしろAmazonで物販を始めると同時にマカド、プライスターの導入をおすすめします。
SKUに仕入金額といった情報を含めなくとも、それらの管理はマカド、プライスターで簡単にできるようになります。
当ブログでは特典をご用意していますので、ご検討いただけるとうれしく思います。
まとめ
- SKUには固定的な情報を含めるようにする(ASINやコンディションなど)
- SKUには変動する情報は含めないようにする(日付、価格など)
- 出品した日付や仕入金額などはマカド、プライスターで管理するのがおすすめ
SKUなんてなんでもいいだろ、と思われるかもしれませんが、わたしは変動する情報を含めたことで売上の管理やら何やら面倒なことになりました。仕事量も無駄に増えることに。
SKUの決め方には正解はありませんが、あとからフォーマットを変更したくなるようなことがないようなSKUにしましょう。