輸入ビジネスではゲームもDVD・Blu-rayと同じように稼ぎにくいジャンルです。
ゲームというやつは壊れにくくて小さい商品ですので、輸入するにはもってこいの商品です。だからこそ、爆発的にライバルが増える可能性を秘めているジャンルになります。
爆発的にライバルが増えるがゆえに、稼ぎにくいジャンルというわけです。
ライバルが増えるのがわかっているなら扱うのやめればいいのに…と何度も思ったのですが、だからといってすべてを捨ててしまうのは大きな機会損失。
Amazonでは大量の輸入ゲームが出品されていますからね。丸ごと捨てるのはもったいない。
赤字を経験しながらも利益を出していくコツみたいなものがわかってきましたので、情報展開させていただきます。
輸入盤ゲームで稼ぐ方法、基本的な戦略はライバル不在を狙う
日本でも名のしれた有名なゲームは扱わない
わたしが経験したものだと、プレイステーションのメタルギアで大赤字を出した経験があります。最初はライバルも少なかったのですが途中からライバルが爆発的に増加、いつまで経っても売れず、売れたときには大赤字…。
ゲームでは何度も痛い目にあっています。その経験より、人気ゲームというか日本でも名のしれた有名なゲームには手を出すべきでないという鉄の掟を自分に課しました。
輸入ビジネス実践者はノウハウをあまり持たない初心者も多く含まれています。初心者の心理として、リスクを避けるために最低限売れるものを仕入れます。
と安易に考えて、有名ゲームの仕入れに走ってしまうんですよね。輸入ゲームで稼ぐにはその思考の一歩先をいかなければなりません。
値下がりが底なし沼
Amazonにおけるゲームというジャンルはライバルが多いというのもありますが、ゲームというものは賞味期限みたいなものがあります。
賞味期限、つまり流行り廃りですね。そういうサイクルが早いのがゲームです。当然流行が過ぎ去ればライバルが不在でもどんどん値下がっていきます。
底なし沼の値下がりへの対策としては、ニッチなゲームを狙うのがおすすめです。
おすすめはスポーツ系
日本では全く名の知れていないゲームなのですが、スポーツ系のゲームは利益の出せる商品は多かったです。野球ゲームやカーレースなど。
これはゲーム好きな人が買うゲームというより、スポーツが好きな人が買うゲームですね。野球系のゲームは非常によく売れており、ASINが一致しているにも関わらず、わたしの主力商品となっていました。
さすが、野球の本場であるアメリカはゲームまで人気のようです。
なんといっても売れ行きが良い!ライバルが不在になることも多く、独占して売りまくっていました。
多くの人がセラーリサーチを使っているため、親となるセラーがいなくなると一斉にライバルがいなくなることがあるのです。
でも時期によってはライバルが増加することもあります。常に言えることですが、ライバルがどれだけいるかってことを把握するのは大事です。
ゲームはPS、Xboxだけではない、PCゲームも忘れずに。
ゲームというと定番はPS、Xboxになるのですが、見落としがちなのがPCゲームです。PCゲームは普通にゲームでリサーチしていると関連商品などにヒットしないことが多いため、かなり穴場です。
わたしは好んでPCゲームをリサーチするようにしていました。PCゲームはライバルが少ないことが多いです。
ゲームがライバルたちに好まれる理由
壊れにくい
輸入ビジネスにおいて困りもののリスクが輸送時の商品ダメージです。いったいどこの過程で商品にダメージがつくのか?どうやら商品の入ったダンボールをぶん投げたりして扱っているやつがいるようです。(どこのどいつだ)
そして、アメリカでは軽い商品の上に重たい商品を乗せて梱包することが常識なようです。(どこのどいつだ)
おもちゃのパッケージなんかはベコベコにつぶれていることがざらです。
そんな中で、ゲームのパッケージはつぶれにくいという特性があります。パッケージがつぶれただけで中古品で販売しなければならないことが多いため、つぶれにくいというのは扱いやすい商品の条件のひとつです。
中古販売のリスクを低減させることができるため、ライバルに好まれます。
ただし、わたしの経験上ではディスクごとカッターで両断されていたこともありましたので絶対に安心というわけではありません。
パッケージが壊れていても中古で売れる
万が一、ゲームのパッケージが壊れていても販売可能です。というのも、お客さんの中には、
というニーズを持った人もいるからです。
中古でも売れる確信を持って仕入れることができます。
おもちゃなんかだと箱がつぶれただけでかなり価値が下がってしまうことがあります。おもちゃって子供へのプレゼントになることがありますからね。
子供にベコベコにつぶれた箱のプレゼントっていうのはないでしょう。子供のプレゼントのために買ったのに…という親心からすると、即クレームものです。
というのは輸入品の特性をよく知っている販売者の都合です。購入者は並行輸入品の特性なんて知らないのです。
小さくて軽い
商品が小さくて軽いというのは輸送コストを下げてくれる要因の1つです。できることならみんな小さくて軽い商品を扱っていきたいと考えています。
小さくて軽い商品の代表といってもいいのがゲームです。
日本に到着してからAmazonの倉庫に納品するときも、ゲームは立てて梱包することで外からの衝撃を受けにくくなり他の商品も傷つけにくくなります。
弱い箱のおもちゃとかをダンボールの角とかに置くと、ちょっとした衝撃でヘコんでしまうこともありますからね。
納品のときも安心できるという優秀な商材です。
直感的に売れると思っている
初心者に多いのですが、リサーチ結果より自分の勘みたいなものを重んじてしまう傾向があります。
使い方がよくわからない商品、リサーチ結果ではよく売れているとわかっていても、こんなの誰が買うのだろうか?という気持ちから、リスク回避のつもりでついついメジャーなゲームを扱ってしまう。
使い方がよくわからない工具よりは、テレビCMで流れているゲームの輸入盤のほうが手堅いと思ってしまうんですよね。
さらに言うと、ゲームはリサーチがしやすいです。1つのゲームを調べると関連するゲームがざくざく出てきますからね。
無難にいこうという心理が逆に儲からない商品を選んでしまっているという負のスパイラルです。
まとめ
- ゲームを扱うなら有名どころよりもマイナーどころ
- FFとかドラクエとかの海外版、超メジャーなものは価格崩壊する傾向にある。
- 海外にしかない!というゲームが狙い目。特にスポーツ系。
- ゲームはPS、Xboxだけではない、PCゲームもアリ。
輸入ビジネスでゲームを扱うなら、なにより重要なのがライバルが不在、または非常に少ない商品を狙っていきましょう。また、扱うなら有名なゲームよりもマイナーなゲームを扱いましょう。
ゲーマーのためのゲームよりも、スポーツ好きな人のためのゲームとか、そういうちょっと違う角度でリサーチしてみると儲かる商品が見つけやすいです。
ゲームはライバル増加による価格崩壊、ゲームの流行がすぎることの価格低下、2つの要因でぐんぐん価格が下がっていきます。
扱うなら仕入れたら即販売できるっていうぐらいのスピードを意識して扱いましょう。
わたしも何度も赤字を出してきましたが、ライバル不在でニッチなゲームを扱っていくことにより、利益を出すことができました。